ホーム > 詩人の部屋 > Feelingの部屋 > 新着順表示

Feelingの部屋  〜 新着順表示 〜


[57] 『意識』
詩人:Feeling [投票][編集]

君を忘れようとしている瞬間でさえ

脳は君を意識している

2007/10/05 (Fri)

[56] 『Missing hand』
詩人:Feeling [投票][編集]

手に掴んだ光が
色褪せて消えたんだ

目の前が暗くなってまた闇を恐れていく

幻想に溺れ
悲しみ以外の感情を忘れ

ただひたすら
失くした光を追い求めた

暗い場所で絶望の淵

誰もいない

ダレモイナイ

孤独の上に立って気付いたのは


あの光が君の手だったって事

ただそれだけの事

2006/03/10 (Fri)

[55] 『支配』
詩人:Feeling [投票][編集]

意志を持たない人形達の世界で…

支配する人 される人

二つの選択がある。

どの人形でさえそれを決める権利はなくて

糸をつけられた時から決まる使いミチ

例え支配しようとも
すでに皆は『される』側。

意志さえ持てない操り人形

2006/02/27 (Mon)

[54] 『風の贈り物』
詩人:Feeling [投票][編集]

春夏秋冬
その四季に匂いがあって

その匂いで震え戸惑う


春には全てが始まり
慌ただしく去ってゆく
青春の桜の匂い

夏にはみんな賑わいたち
何かを胸に刻もうとした
生涯の祭りの匂い

秋には静かに色付き
淋しさを漂わせた
静寂の街の匂い

冬にははかなく散った
街路樹の枯葉
失恋の日の匂い


そいつらは優しく感じそっと心をかるくしてくれる


結局得体の知れない安堵感に包まれる…

2006/02/17 (Fri)

[53] 『夢』
詩人:Feeling [投票][編集]

君が隣にいて
笑っている

僕は少し悲しい表情をしてみる

どうしたの?

と君は言う

なんにもないよ。

と僕は笑ってごまかす

すると君は泣きそうになる

泣かないで、ただ君の横にいつまでいれるんだろうと思っていただけ。


そしたら君は笑顔になって
いつまでも一緒だよ。

と言った


目が覚めて
それが夢だと気付いた

それが僕の夢だと気付いたんだ

2006/02/04 (Sat)

[47] 『学校』
詩人:Feeling [投票][編集]

あちこちに楽しい笑い声

ボールを蹴る音

ボールを打つ音

柔道部の気合いの入った声

吹奏楽器のムード演出

それだけで
今まで心に残った青春時代の

夢の放課後

2006/01/31 (Tue)

[46] 『さよなら』
詩人:Feeling [投票][編集]

君が近くにいるのに遠くにいるよ


僕とだけ喋ってくれればいいのに



君と離れていくのはわかっていた

それでも

もう終わりだと思いたくなくて


だから僕の口から『さよなら』は出ないんだよ

2011/08/05 (Fri)

[45] 『寒い夜』
詩人:Feeling [投票][編集]

イルミネーション輝く
こんな夜には

君を抱き締めたくて

窓に君の笑顔をなぞってみたり


でも君はもういなくて

思い出とじゃれてみたりして

あのビルのネオンも君がいないときれいに見える

君がいればまぶしい笑顔でそれをぼやけさせる

それでも君はもういない


『寒くなってきた。』

そして一人
静かな夜に身を投じた

2006/01/31 (Tue)

[42] 『一期一会』〜限りある命〜
詩人:Feeling [投票][編集]

限りある命の中で…
止まらない輪廻の果てに何があるのか

繰り返す出会いと別れ

刻限的な別れもあれば
永遠の別れもある

共に過ごした時は
忘れてしまっても心の奥底の宝物
まばゆい光の放射で心を照らす

そんな光を信じながらも
光を放つその前に

目の前にいる人が永遠であってほしいと強く天に訴えた

2006/01/24 (Tue)

[40] 『閃光花火』〜最終章〜
詩人:Feeling [投票][編集]

埃がかぶってた一本の線香花火に火をつける

今までこの線香花火だけは使わないでいた

いろんな夏があった

夏の夜

夜空に咲く花火よりこの小さな花火を愛した

今はもういない妻との青春の中でも
線香花火は僕らの頬を染めた

子供たちが幼かった頃も家族の絆として線香花火を囲んだ


子供たちがこの家を去っていってからは

この線香花火のゆらめきは失っていた

妻がこの世を離れてから
うすっぺらい人生を一人で辿ってきた

母の死を告げた線香花火

自分に近づいてくる妻と母の足音

それを聞いてこの線香花火に火をつけた


自分が歩いてきた人生(ミチ)を振り返ると何本の線香花火が輝いている


最後の線香花火はまぶしいくらいの輝きを見せて

命とともに消えさった

2006/01/10 (Tue)
84件中 (51-60) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9
- 詩人の部屋 -