詩人:禪稀 | [投票][編集] |
心を閉ざしてしまった私には
誰かを信じることなど
もぅ 出来ない
私の辛さも寂しさも
結局は誰もわかってくれやしなかったから…
必死に助けを求めたって無駄だったから
こんな私でも理解してくれる理解者を探していたけど
理解者など
もぅ いらない…
だから
『もぅ立ち入らないで…』
もぅ 私にどんなことをしても無駄だから
私に関わるとあなたが傷つくだけだから
私のことはほっといて―
私は一人で生きれるのだから
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『何故 此処に来てしまったの?』
此処は来てはいけない処―
人形達(ワタシタチ)は惑わすよ
此処は寂しい場所だから…此処は牢獄だから…
仲間となる者を引きずり込むためなら
何だって―
私には
仲間になることを止めてあげることすら出来ない…
人形達(ワタシタチ)は見えない糸で繋がれているから
自由に動けるなら動きたいよ…
許されるなら此処から出ていきたいよ
だけど私達は楽になるため人形へとなったから
自由なんかなくて…
見えない糸に繋がれている
此処には絶対に来てはいけない…
人間としていきるほうが辛くないよ
『あぁ… また新たな子が此処に来てしまったんだね…』
何もいえない私でごめん…
こうやって―人形と悲しみが増えていく‥
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『死んでしまえたらどんなにいいのだろうか…』
ワタシは何の意味のない操り人形
見えない糸の捨てられるこの空間では…
叫んだとしても声すらも
糸に絡まれ消えていく…
ワタシはあいつらに使い物にならない身体にされて捨てられた
約束を破った報いとして
身体を見るも無残に壊された
なのに…
“死ぬことが出来ない―”
あいつらは仲間の誰かが逃げようとしたときはワタシと同じように壊してく
しかも 必ず完全に壊さない
『一人だけ自由になることなど許さない』
と言って壊してく
ワタシは何も出来ないまま
“生きる”という地獄を味合わせるために
ワタシをここに捨てた
助けを待ったとしても誰もこない…
人形達は見えない糸で繋がれているから
ワタシと同じようになりたくないから助けることをしない
ワタシはこのまま朽ちていく
最後の最後まで生きたままでこの身体と共に朽ちていく‥
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人は汚くて
醜くて
愚かで…
『嫌い』
子を殺して平気な顔
嘘で塗り固めて自分を守って…
“何故 平気なの…?”
ときいたって どうせ
『わからない』
この世を占領する馬鹿みたいな人間達―
まともな人間もいるというのだが
会ったことなどない―
どんなことが起きたって知らないよ
罪だらけの者には罰が必ずくるし
汚いコトばかりしてると大事なものなくなるよ
地上は天の使いが見ているのだから
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『大人になんかなりたくないよ』
僕はなにもかもが醜い今の世が―
人の心が汚くなってるこの社会が―
“大っ嫌い”
汚く汚れた社会を作ってる大人達が腹ただしいよ
どうして今の大人達の社会は夢も希望もない世界なの…?
大人達も昔は子供だったのに
見てきた夢や抱いていた希望を忘れてる
どうして大人達はこんな社会で平気なの?
僕らはこんな夢も希望も潰されてしまう社会に耐えきれないのに―
僕はまだ子供のままでいたいんだ
子供の間は沢山の夢を見ることができるから
いろんな希望がもてるから
許されるかぎり子供のままでいさせてね
僕らも嫌でも大人になるときがやってくる
その時まででも
沢山の夢を見たいから
数々の希望を抱きたいから
僕は夢をあきらめて希望を失う大人になりたくないんだよ
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いろんな人を見ているけど
人はなんかわからない…
お互いを殺しあったり
愛というもので縛ってみたり
自分勝手に人を死なせてみたり
何なのかわからない生き物だよね
人には“心”というがあるというけど
動物たちと一緒で
ただ本能だけで生きているだけではないのかな?
最近 僕はそんな風におもうんだ…
だって 人の勝手な言い分で
沢山の人が死んでいっているから
人って結局なんなのかな?
わからないけど
なんだかとても悲しい話−
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沢山のお金があったって
綺麗なドレスや
高価な宝石を身につけていても
いつも何か足りなくて
心の奥に残る虚しい気持ち
私の心は常に満たされることなどなかった…
お金も沢山あって
欲しいものも手に入るのに
何故、こんなにも満たされないのかわからない…
私はナニを手にいれればいいんですか…?
誰か私に答えを与えてください―
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やっぱりあなたもいなくなってしまうんだ…
私が大切に想っていた人は
いつもいつも私の前から消えていく―
一緒にいてくれると約束をしてくれたって―
必ずあなたはいなくなる
こうやって一人残されるのは私にとってすごく辛いことなのに
また 私は一人残された…
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夜空を見上げて思い出す
人間だったあの頃を―
共に笑ったあいつらや
共に馬鹿をしたあの仲間
人間だった頃の俺の大事な仲間達…
今の仲間も悪くはないが
できるならまたあいつらに会いたいと思うんだ
あいつらと馬鹿をして笑いあいたいと思うんだ
今の仲間は変わったヤツばかりで飽きなくて
毎晩毎晩遊んでいれて楽しいけどな
ときどき俺は思うんだ
『俺もこいつらも人間だったらどうだろう…』
俺は今が楽しけりゃ構わない
暇でつまらない生活から楽しいほうへむかうため俺は人形になったんだ
だけど 本当は戻りたい‥
前の仲間に会いたいと思うから
今では叶わない―
だから俺は人形として生きていく
逃れられないのなら諦めて…
前に向かえばいつかいいことだってあるはずだから
俺はこれからだって生きていく―
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去っていった大切な人
あの人が残していったのは
“あなたに対する大好きという気持ち…”
あの人は私を残していってしまった
あなたがいなくなったことが信じられなくて
ずっとあなたを探し彷徨った
そして たどり着いたのがこの屋敷−
此処は人が人形になれる場所
あなたの好きだった人形になれる…
私は此処で待っているよ
人形が好きだったあなたが
此処を見つけてくれるのを
私を見つけてくれるのを
ずっと私は待ってるね−
あなたのことが好きだから…