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禪稀の部屋  〜 投稿順表示 〜


[13] ハートのピース
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ずれてしまったハートのピース
それはそのままなくなった
すべての物がその穴から
埋まる事無く通過していった

完成できないパズルは

寂しげになくなったピースが戻ってくるのを待っている

ハートのパズルを完成させることのできる

その日まで…

2006/06/07 (Wed)

[14] 孤独
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静かで小さな塔の中
私はずっとここにいる…

外に出たくても―
出れなくて―

誰かといたくても…
誰もいない…

此処は何も聞こえなくて
静かすぎて眠れない日々が続く…

毎日 闇が近づくにつれ考えることは

此処から解放される唯一の手立て
  “死”

私が解放される日は

それは―この世との
別れの日…
永遠に続く何もないこの場所で

私は一人消えていく

解放される日を夢みながら…

2006/06/07 (Wed)

[15] 壊れた心
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あの日 壊れてしまった彼女の心―
今も治る事無く続く日々

近くにいたのに守ることができなくて…
何もできなかった自分を責め続ける

あんなに近くにいたのに― 
気付かなかった…

あんなに楽しそうに笑ってたから
いつものように…

少しも苦しい素振りを見せなかったから

今 思い還せば完璧すぎたあの表情がおかしかったのに

“前みたいに優しくほほえんでくれないか…?”

俺は 愛らしいあの笑顔がが好きだった

俺を頼ってくるあの娘が愛しかった

だからお願いだ…

またあの愛らしい笑顔でほほえんで
俺の横にいてくれよ
俺を頼ってきてくれよ―

今度は必ずどんなものからも守ってみせる

俺は強くなったから

だからこっちに戻ってきて

2006/06/07 (Wed)

[16] жお伽話 自分勝手…
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たった一本の赤い薔薇
それは昔 俺が罵った一人の老婆が俺を野獣に変えて残していった
“この薔薇が枯れるまでに人の優しい心を知るように…”
という言葉を残して老婆は去った

あの頃の俺は
自分勝手に生きていた…

自分勝手に生きてても気にしなかったし
周りも何も言わなかったから

そんな俺を
 長い月日と―
心から美しい一人の少女が変えてくれた…

野獣の俺にも優しく触れてくれる彼女の心に触れる度
俺は自分がしてきたことが恥ずかしくてどんなに愚かな存在か
彼女が俺にわからせた

彼女は俺の悪いところをはっきり教えてくれた…

そして
“悪いということがわかるならこれから変わればいいよ…”         こんなふうに優しく言ってくれた

彼女のおかげで俺は変わることができたんだ

彼女のおかげで醜い野獣から本当の姿へ戻れた

俺は優しい心を知ることができたから
   愛する心も知った…
だから
もぅ、薔薇が枯れようとも消えることはない

彼女と俺はこれからも生きていく

恥ずかしくて彼女へ言えないけど
言いたい言葉

それは…“ありがとう”

2006/06/18 (Sun)

[17] жお伽話 泡
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『ずっとあの人を想ってます あなたが幸せなら…』

あの荒れた海で出会ったときからこの想いは始まった

あの人は何でもできてプライドが高い人
だけど本当は臆病で―
そんなあの人の隣にたってみたかった

だけど あの人は陸の上で暮らしている王子様
私は海の底で暮らしている人魚姫

人魚の私が陸に上がったら何も言葉にすることができなくて
少しの時のために魔女と契約してみたけれど
声がでない私には想いを伝える手立てがなくて…

あなたのためなら
魔女とかわしたとても恐ろしい契約も
  破ってもかまわない

私が泡となって消えればいいことだから
大きな海に溶けて…

あの人の幸せを祈ってます

2006/06/18 (Sun)

[18] 
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死んで楽になるなら楽になりたいよ…

私はいらない存在

毎日 毎日 繰り返される
暴力にひどい言葉

誰かに助けを求めても

助けてくれない

反撃をしたくても

私の細い細い手で殴っても
あの人には効かない

お婆ちゃん お爺ちゃん
助けて…

あの人の本性を見抜いて

体中が痛いんだ
お腹がすいたんだ
もう 起きていることも難しいんだ…

お願い

誰か私を助けて…

2006/06/11 (Sun)

[20] 
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“神”と祭り上げられる我が種族

我は“神”か―
    “鬼”なのか―?

ヒトは我をどちらかに決めたがる

我ですら我がナニ者かも
わからぬというのに

永い年月が我を“ナニ”にしたのか―?

我にも… 誰にも…
  
   “ワカラヌ…”

我が仲間は次々と死んでいったのに

何故、我だけが生きている…?

“我はナニ者なのか?”

我がナニ者なのかの答えをくれる者を探しつつ…

我は行き続けるしかない

誰か我の探している答えをくれる者を

この永遠の年月のなかで出会う日を我は待ち望んでいる

2006/06/12 (Mon)

[21] 大切なモノ
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「あなたの“大切なモノ”は何ですか?」

そんなことを聞かれたよ

“大切なモノ”って一言でいうのは簡単なことだけど
それは‥説明することは難しい

私の“大切なモノ ”

それは『友達』―

いつも支えてくれる人
優しく慰めてくれる人
本当の私を理解してくれる人

この世に何人かしかいない大事な大事な人だから

私の大事な“友人”を
大切なあの人達を

“私はあの人たちを傷つけるモノは絶対に許さない”

大切な人と出会ってから

心の奥で誓った

誰にも言わない私の誓い―

2006/06/12 (Mon)

[22] 指輪
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彼は
二人にとって大切な約束の日に彼女の前から消えていった―

彼女は彼をずっと待っている

やさしい彼があの約束の場所にくるのを−

『どうしてあの人は来てくれないの…? 絶対来るといったのに―』

ある日 彼女は静かにつぶやいた

ここは彼女と彼が見つけた秘密の約束の場所

彼女は今でも彼が来るのを待っている

でも…

彼女はあの日に死んでいた

心浮かれた彼女の魂

それは約束のこの場所にずっと縛られたままだった

もぅ 彼らは互いを見ることができない

だから 彼女は

彼があの日に渡すはずだった小さなダイヤの指輪を
泣きながら埋めていったことを

そして 彼には

彼女がここで泪を流しながらまっていることを

  “知らない―”

悲しい別れをしてしまった二人

この二人がまた出会え
今度こそ我の根元に埋めた指輪を渡し合えることを

   “我は祈る…”

2006/06/13 (Tue)

[23] 人形館
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平凡な毎日に飽きたモノ

皆と生活のできなくなってしまったモノ

社会から逃げ出してきたモノ

そんな人たちが辿り着く不思議な館

そこは『人形館』

昼間は
夢を与える人形劇場で―

夜は
生きた人形達の唯一の居場所

夜しか動けない生きた人形達

昔は人間だったモノ―

社会から外れてしまったもの達が

楽しく遊んでいられるこの場所を選んでしまったから

彼らは人形となった

彼らは新たなる仲間を求めて彷徨っている

新しい“人間”―
いや 人形へとなるモノを探してる

2006/06/15 (Thu)
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