詩人:禪稀 | [投票][編集] |
『孤独と不安に泣かないで…』
貴方は気がついていないけど
私はいつも此処にいる
同じ姿の貴方と私−
それぞれの世界で一人ぼっちの私達
誰かにどうにかしてほしいくらい
貴方はいつも孤独に泣いている
私が貴方に答えてあげられるのは
貴方が私の世界の扉に近づくほんの少しの時だけで
普段は何もできないことが
悔しくて 悲しいの
でも 私にできる唯一のことは
貴方の近くにいることなんだ
貴方は気が付くことを待っているよ
私は此処にいるからね
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『どうして私は生まれてしまったんだろうね…』
ワタシに向かってこの人は淋しそうに呟いた
この人もワタシと一緒で
誰にも望まれずに生まれたモノ
この人は見せ掛けの愛情に育てられて
小さい頃からいつも孤独を感じてた
だからこの人は独りぼっちのワタシのところに来てくれた
ワタシは人間から嫌われるモノだから
ワタシ達は淋しくて
他の人が恐かった
人はワタシ達を邪魔だというから…
人は平気でワタシ達を傷つけるから…
誰にも望まれないワタシ達を
望んでくれる人はいるのかな?
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勇ましくかっこよかったお父様
優しく綺麗なお母様
私はお二人のことが大好きでした
なんの取り柄のない私を大切に育ててくださり
可愛くない私を可愛いと言って抱いてくださったり…
お二人の事が本当に私は大好きです
そんなお二人が私を残して出掛けていったのは
激しい嵐の夜でした…
『待っていてね―』
と言葉を残しお二人は今も帰ってきてくれません…
私はお二人をこの家でずっと待っています
私がどんな姿になったとしても
お二人の事を待っています―
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朝 目が覚めて考える
今日もまた目覚めてしまったのか‥と
そして―
これから始まる地獄のような一日のこと
忙しくて― 忙しくて‥
時間に追い詰められた体が悲鳴をあげようと秒読みをしてる状態で
ゆっくりとした時間を求めても
落ち着いた日々を過ごしたく願っても
それは…
“不可”
いっそのこと長い眠りについて目覚めなければ…
こんなコトを考える日々
昔のようなゆったりとした生活が
何故なくなったのだろう
今の日本から消えてしまった
ゆっくりとした時間の流れが戻ってきたらと考える…
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信じることって大変だよね
人って変な生きものだから
皆、みんな違うから
理解できない人もいる
お互いわかり合える人もいる
この世界にはいろんな人がいるけれど
なにがあっても信じることは忘れない
私はそうゆうふうに決心し
これからずっと生きてくよ
あなたは信じることができますか?
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もう少しだけこの世界にいさせてね…
現実をみなくてすむこの綺麗な世界に
現実と戦う必要のないこの平和な世界に
あと少しでいいからいさせてね
今の私には
現実と戦うだけの力をもちあわせていないから
現実をみる勇気がもてないから
だからあと少しだけ休ませて
あと少しだけで構わないから
もう少ししたらまた現実と戦う力をもつことができるから
現実に向けてはばたく事ができるから
あと少しだけ…
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夢への道は長く厳しく辛い道
そんな道を一人で進んでいくのは辛すぎる
だから人は支え合う
だから人は信じ合う
一人で進んでいくのは辛すぎるなら
皆で一緒に進んでいけばいいんだ
最初は一人ぼっちでも
旅をしていれば必ずパートナーは見つかるよ
貴方を信じてくれる人
あなたを大切に守ってくれる人
アナタを『いけない』と叱ってくれる人
そんな仲間を連れて進んでいけば皆の夢は必ずかなうから
一人で旅をするのに疲れてしまっても
夢を諦めるなんて言わないで…
あなたはすばらしい仲間にまだ出会ってないだけだから―
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貴方といると本当に楽しくて
心から落ち着くことができるんだ
いつも優しく守ってくれる貴方がいるから
嫌な事も
辛い事も
忘れられる…
何だって頑張れる
これからも
ずっとずっと一緒にいてほしいんだ
貴方は私の唯一の大切な人だから…
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此処はとっても楽しいよ
昼はお芝居をして
夜はみんなで騒ぐんだ
此処は嫌だった昔を忘れさせてくれるし
人間の社会から
窮屈で退屈な世界から
何もかもから解放されるんだ―
私は此処が大好きだから
もっともっと仲間が欲しい
人間が嫌なら
つまらないのなら
『皆、みんな此処においで…』
私達はアナタ達が此処にくるのを待ってるよ
どんどん仲間が欲しいから…
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子供だから
何も知らない
わからない…
そんなことは大人達の勘違い
大人達が隠していると思ってる醜い社会のことだって
人が隠しもってる闇だって
子供はいろんな事を知っている
子供は皆、気付いてる…
人の始めは素直で純粋なものを持っているから
本当のことが見えてしまうんだ
汚くて醜いモノだって
優しさと綺麗なモノだって
子供たちには見えている
子供たちはいろいろなモノをみて育ってく
そして‥子供は大人を知って失望しながら育ってく
大人のふいの闇がわかるから子供は傷ついてしまうんだ
繊細な心を持っている子供達
彼等はいつも大人の優しさを求めてる
心からの優しさを―
大人も昔は子供だったのに
皆 忘れてしまうんだ
子供が本当に求めているものがナニなのか―
子供が本当に知りたいのはナニなのか―
大人達はわかってない
子供は大人になっていく
そして
その子供達も大人になったら忘れてく―
子供の頃の沢山の想いと
傷ついたモノとともに…