詩人:禪稀 | [投票][編集] |
いい子という仮面をかぶった私
ピエロのように人によってくるくるかわる仮面のあなた
仮面の二人の本心は決して読まれることはない
どんな凄い人だって…
仮面の中は覗けない
本当の姿を知ってるのは互いに一人だけ
私は仮面を剥がした本当のあなたを愛してる
とてもとても優しくて恥ずかしがり屋のあなたのことを―
あなたは私をどう思う?
たまには一緒に休もうか?
仮面をかぶり続けるのは疲れるよ
たまには休んでもいいんじゃない?
あなたが今かぶってる
その凍り付くような冷たい目をした仮面を外して
私も仮面を外してさ
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何で戦争が起きてしまったのですか?
何故 罪なき者が殺されなければいけなかったのですか?
この時期になるといつも思ってしまうこと
ヒトと人はどんな時代も争って
どんな時代も罪多き者がのうのうと生きていて
どんな時代も罪のない者が殺される
これは人間世界の“おかしな法則―”
今、戦争が続いているあの国々も
戦争がなくなったこの国でも同じコトで
結局 人は争い合う
人は争いがいけないことをわかっているのに
何故 人はいけないとわかっていながら争うのですか…?
争ったあとの結末を知っているはずなのに―
人間世界のおかしな法則はこれから何度も繰り返される
誰かがこの法則を止めないかぎり…
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“欲しいものはなぁに?”
お金?
優しい恋人?
親友?
それとも―‥
貴方の欲しいものを一つだけ教えてください
私に出来る範囲のモノなら欲しいものを一つだけなら貴方達に届けてあげる…
私は“サンタクロース”と皆がいっている
神様からの使いなんだ
だから貴方達の欲しいものを一つだけなら…
私は欲しいものは何も手に入らなかったから
皆には…
“皆の欲しいものはなんですか?”
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空を見上げて
雨に打たれて
星空に抱かれ
地を踏み
人は日々“歩んでく―”
どんなことがあったって
人は毎日歩んでく
あの日‥ あの時‥
貴方が歩んだ道は
どんな思いを持って歩んだのかな?
そんな風に振り替える
そんな風に振り返りながらゆっくりゆっくり歩んでく
今日、行き着く場所がどんなとこなのかわからないけれど
人は皆、日々歩んでく
今日、あなたの迎う場所はどこですか?
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大きな空へ飛び立ちたくて
空をずっと眺めても
鎖で繋がれた私の羽は飛び立つことが許されない
“ここの外は危ないよ”
そんなに言って私を閉じ込めたけど
はっきりいってそんな事は余計なお世話
危ないことがあったら
自分で乗り越える力を持つことが出来るでしょ?
危ないからって閉じ込めるのは
貴方のただの
“自己満足”
このことに気付くこともない貴方―
『私に自由をくださいな』
そんなに簡単に負けたりしない
私は強い鳥になる
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「死なせてくれよ…」
そんなコトバを吐くあなた
生きて地獄を味わうのなら
いっそのこと死を選ぶ
それがあなたの生き方だった
その度に私は助けてあげたいと思うのだけど
何も出来ない自分がここにいる‥
楽になるため二人選んだ道なのに
あるのはただ苦しみだけだった
あなたがこの世界の人形達を裏切って
また私にできることがなくなってしまった
糸に絡んで動きだしことすらかなわない
ごめんと心から叫んでも
破滅の糸の場までは届かない…
今、私の半身のであるあなたへ出来ることは
死を望み続けるあなたを
死へと導くことだけだった
そして また私も―
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生きて
生きて
生き抜いて…
愛しい君へ消えゆく僕から伝えたい最後の言葉
君が僕をずっと励ましてくれたから
僕は今まで生きてこれたんだ…
弱くて逃げてばかりの僕を優しく包んでくれた君
そんな君のことを愛してた
僕は君といれる時間が幸せで満たされた時間だったけど
君にとっては幸せな時間じゃなかったよね…
君の心にあったのは恐怖だったことを知ってるよ
いついなくなるかわからない僕だから
君の心は別れへの恐怖に溢れてた
一緒にいるときに気が付かなくてごめんね
僕ばかり幸せを感じてしまっていたんだよね…
だから君のことを気付けなかった
君が涙してたことに気が付かなかった…
今ごろだけど今になってわかったよ
僕は君のことが大好きだから
消えゆく僕からの最後のお願い
君まで僕と同じにならないで…
生きて 生きて 生き抜いて…
君にはまだ時間があるからね
僕のようにならないで
愛しい君とこんなところで一緒になりたくないからさ…
君の幸せを願うから
強くて優しい君へ―
生きて 生きて 生き抜いて
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恐くって…
怖くって…
また立ち止まってしまってまた涙して‥
前へ前へ進む度
必ず訪れるこの恐怖
ここから脱出したくって手探りしながら進んでも
やっと見つけた光にむかって走っても
結局 抜けることが出来なくて
この中にずっといるしかない何も出来ない私となって
また涙しながら座り込む
そんな私をヒトは
全て辛いものから逃げてばかりの卑怯者と呼び
自分勝手の思いやりのない人間だと罵った
そのコトバを聞く度に自分の汚さと醜さを思い知る
だけど今どんなに必死にもがいても
やっと見つけた光へむかいずっとずっと走っても
この中から抜け出ることすらかなわない
私はどうすればいいですか‥?
自分ではわからないことをヒトへ問う
ココを抜け出し変わりたい
私がずっと憧れる光の世界へと迎うためー
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“愛”なんて馬鹿げたもので
どんなに綺麗事を並べても
結局、ヒトは動物だから
雄と雌の間にあるのはただ欲だけの関係で…
そんなふうに思う日々―
可愛くないと言いつつも
躰を撫でる男達
そんな気はないと言いながら
女の体を抱きよせる
それがうざくて嫌悪感ばかりの日々過ごし
―‥心から冷め切った
そして
『恋愛』という言葉に無縁な存在に
『愛』を知らない人間に
そんなふうに作られた
男達よ
どうせ近づいてくるのなら
この私に『恋愛』といいものをさせて
私に『愛』を教えて溺れさせてみなさいよ
私に近づいてくるのならー
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愛を知らないで
やさしい心も知らないで
冷め切った心の淋しい人間―‥
それがあの頃の私の姿―
冷め切った心にぬくもりを持たせてくれたのは
こんな私に『愛してる』 と言ってくれたのはアナタだけだった
誰かに求められること
それがこんなにも幸せな気持ちになるなんて考えてもいなかった
この幸せを教えてくれてありがとう
なかなか逢えないアナタへのなかなか言えない感謝の気持ち
そして‥―
素直じゃない私の精一杯の一言をアナタへ送る
アナタのことが大好きです…