ホーム > 詩人の部屋 > 禪稀の部屋 > 新着順表示

禪稀の部屋  〜 新着順表示 〜


[83] 白と黒
詩人:禪稀 [投票][編集]

寄せては還す波のよに

心に溢れる白と黒

誰もが抱えるこの両者

白は時に淋しく手を延ばそうにも引いていく

黒は来なくてもいいのに支配する

これらは人がもつ二つの心

白の思いの美しさも

黒の思いの汚さも

これがあるからの人である

白へと憧れ手を延ばそうにも

白は黒の波に飲まれてくー

白 か 黒…

アナタのもつ心はどんな色?

2007/07/21 (Sat)

[82] カット
詩人:禪稀 [投票][編集]

キズついて

傷つけて…

傷つけられて

傷つけて

白い肌に増えていく赤いキズ

傷が増える度

狂っていくものがあり

日々 少しずつ壊れてく

生きるつらさに傷つくのに
恐がって

何もかもから逃げ出して

一人の場所へ逃げ込んだ

そしてまた―‥

ここには誰もいないから

止める人もいなく

キズだけが増えていく

どうにも止められなく白い肌が赤くなる

痛みすら快感に…

赤く染まるこの両手

そして 同時に黒く染まるこの私

何が救いになるのかすらもわからない

何を求めてるのかすらわからない

生きてく意味もない日々を

私はまた一人この場所で生かされる

何の意味のないこの私

時間を追うごとに紅く黒く染まってき

  ‥自分を失い病み狂う

誰の助けも求めずに

ヒトを一人も近付けず

私はこの紅く黒い世界へ染まる…

2007/06/01 (Fri)

[81] 願いを‥
詩人:禪稀 [投票][編集]

空へ願いを

星へ望みを

海に夢を

願う日々―

何も望まぬ生活を

送ってばかりの日々過ごす

一人この場所へやってきて

あの世界へ戻りたいと思うけれど

戻ることすら出来なくて

私はあの方からの使命を果たすため

ただ ただー‥

ここで何もかもを捨てて

使命を果たす日々過ごす

年に一度愛しいアナタへ出会うため

あの刻(トキ)を過ごすため

私は今日も使命を果たす

あの河を渡ることが出来る日を

今日も心から願うから

2007/05/16 (Wed)

[80] 見つけてください
詩人:禪稀 [投票][編集]

見つけてください‥

私のことを

探してください…

アナタのことを

愛し合ったアナタと私

だけど 許されなかった私タチ

だから来世で結ばれるように願って死んだ―‥

 ―私タチ
それから月日がたって

生まれ変わった私だけど

今だにアナタは現われない―

アナタのことを今も変わらず愛してる

今度こそアナタと出会えれば‥

あと少ししかない時間の中で

私は想う

アナタのことを

いつかまた愛するアナタへ出会えることをー

2007/05/06 (Sun)

[79] 嫌いな言葉
詩人:禪稀 [投票][編集]

『頑張って…』

誰だっていう言葉

だけど私は嫌いな言葉

この世界では

頑張ったって出来ないことか沢山あるから

頑張っても無駄なこともあるよね?

社会なんてどうにも出来ない事ばかり

そんな社会で頑張ってばかりは辛くって―

 ‥疲れ果ててしまうから

だから私はこの言葉が嫌い

頑張らなくてもいいんだよ

生きていくうちにどうにかなるものだから

自分なりにやっていけば成功へ繋がっていくからね

失敗が多くったって

諦めずに挑戦することが大切だから

だから頑張らなくてもいいんだよ

2007/04/08 (Sun)

[78] 一生懸命
詩人:禪稀 [投票][編集]

『一生懸命頑張るよ』

そんなことを言ってる貴方

今 辛かったりしないかな?

強がって我慢ばかりしていない?

一生懸命じゃなくったっていいんだよ…

出来る限りで構わないのだから

少しずつ貴方のペースで進めばいいよ

私は貴方に無茶して苦しくて泣いてほしくないからね

だから貴方に言うんだよ

一生懸命じゃなくて

貴方のペースで進んでね

そうしたら貴方は大きく大きくなれるから

貴方の出来る限りを広げていけば

可能性も広がるよ

一生懸命なんてね

苦しくって辛くって

貴方を苦しめるだけだから

貴方のペースで頑張って…

2007/04/07 (Sat)

[77] 春心
詩人:禪稀 [投票][編集]

愛を知らないで
やさしい心も知らないで
冷め切った心の淋しい人間―‥

それがあの頃の私の姿―

冷め切った心にぬくもりを持たせてくれたのは

こんな私に『愛してる』 と言ってくれたのはアナタだけだった

誰かに求められること

それがこんなにも幸せな気持ちになるなんて考えてもいなかった

この幸せを教えてくれてありがとう

なかなか逢えないアナタへのなかなか言えない感謝の気持ち

そして‥―

素直じゃない私の精一杯の一言をアナタへ送る

アナタのことが大好きです…

2007/04/02 (Mon)

[76] 冷めた心
詩人:禪稀 [投票][編集]

“愛”なんて馬鹿げたもので

どんなに綺麗事を並べても
結局、ヒトは動物だから

雄と雌の間にあるのはただ欲だけの関係で…

そんなふうに思う日々―

可愛くないと言いつつも

躰を撫でる男達

そんな気はないと言いながら

女の体を抱きよせる

それがうざくて嫌悪感ばかりの日々過ごし

―‥心から冷め切った

そして

『恋愛』という言葉に無縁な存在に

『愛』を知らない人間に

そんなふうに作られた

男達よ

どうせ近づいてくるのなら
この私に『恋愛』といいものをさせて

私に『愛』を教えて溺れさせてみなさいよ

私に近づいてくるのならー

2007/03/25 (Sun)

[75] 闇の心
詩人:禪稀 [投票][編集]

恐くって…
  怖くって…

また立ち止まってしまってまた涙して‥

前へ前へ進む度

必ず訪れるこの恐怖

ここから脱出したくって手探りしながら進んでも

やっと見つけた光にむかって走っても

結局 抜けることが出来なくて

この中にずっといるしかない何も出来ない私となって

また涙しながら座り込む

そんな私をヒトは

全て辛いものから逃げてばかりの卑怯者と呼び

自分勝手の思いやりのない人間だと罵った

そのコトバを聞く度に自分の汚さと醜さを思い知る

だけど今どんなに必死にもがいても

やっと見つけた光へむかいずっとずっと走っても

この中から抜け出ることすらかなわない

私はどうすればいいですか‥?

自分ではわからないことをヒトへ問う

ココを抜け出し変わりたい

私がずっと憧れる光の世界へと迎うためー

2007/03/24 (Sat)

[74] 君への手紙
詩人:禪稀 [投票][編集]

生きて
 生きて 
   生き抜いて…

愛しい君へ消えゆく僕から伝えたい最後の言葉

君が僕をずっと励ましてくれたから

僕は今まで生きてこれたんだ…

弱くて逃げてばかりの僕を優しく包んでくれた君

そんな君のことを愛してた

僕は君といれる時間が幸せで満たされた時間だったけど

君にとっては幸せな時間じゃなかったよね…

君の心にあったのは恐怖だったことを知ってるよ

いついなくなるかわからない僕だから

君の心は別れへの恐怖に溢れてた

一緒にいるときに気が付かなくてごめんね

僕ばかり幸せを感じてしまっていたんだよね…

だから君のことを気付けなかった

君が涙してたことに気が付かなかった…

今ごろだけど今になってわかったよ

僕は君のことが大好きだから

消えゆく僕からの最後のお願い

君まで僕と同じにならないで…

生きて          生きて           生き抜いて…

君にはまだ時間があるからね

僕のようにならないで

愛しい君とこんなところで一緒になりたくないからさ…

君の幸せを願うから

強くて優しい君へ―

生きて           生きて           生き抜いて

2007/03/20 (Tue)
86件中 (11-20) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9
- 詩人の部屋 -