詩人:禪稀 | [投票][編集] |
「死なせてくれよ…」
そんなコトバを吐くあなた
生きて地獄を味わうのなら
いっそのこと死を選ぶ
それがあなたの生き方だった
その度に私は助けてあげたいと思うのだけど
何も出来ない自分がここにいる‥
楽になるため二人選んだ道なのに
あるのはただ苦しみだけだった
あなたがこの世界の人形達を裏切って
また私にできることがなくなってしまった
糸に絡んで動きだしことすらかなわない
ごめんと心から叫んでも
破滅の糸の場までは届かない…
今、私の半身のであるあなたへ出来ることは
死を望み続けるあなたを
死へと導くことだけだった
そして また私も―
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
大きな空へ飛び立ちたくて
空をずっと眺めても
鎖で繋がれた私の羽は飛び立つことが許されない
“ここの外は危ないよ”
そんなに言って私を閉じ込めたけど
はっきりいってそんな事は余計なお世話
危ないことがあったら
自分で乗り越える力を持つことが出来るでしょ?
危ないからって閉じ込めるのは
貴方のただの
“自己満足”
このことに気付くこともない貴方―
『私に自由をくださいな』
そんなに簡単に負けたりしない
私は強い鳥になる
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
空を見上げて
雨に打たれて
星空に抱かれ
地を踏み
人は日々“歩んでく―”
どんなことがあったって
人は毎日歩んでく
あの日‥ あの時‥
貴方が歩んだ道は
どんな思いを持って歩んだのかな?
そんな風に振り替える
そんな風に振り返りながらゆっくりゆっくり歩んでく
今日、行き着く場所がどんなとこなのかわからないけれど
人は皆、日々歩んでく
今日、あなたの迎う場所はどこですか?
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
“欲しいものはなぁに?”
お金?
優しい恋人?
親友?
それとも―‥
貴方の欲しいものを一つだけ教えてください
私に出来る範囲のモノなら欲しいものを一つだけなら貴方達に届けてあげる…
私は“サンタクロース”と皆がいっている
神様からの使いなんだ
だから貴方達の欲しいものを一つだけなら…
私は欲しいものは何も手に入らなかったから
皆には…
“皆の欲しいものはなんですか?”
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
何で戦争が起きてしまったのですか?
何故 罪なき者が殺されなければいけなかったのですか?
この時期になるといつも思ってしまうこと
ヒトと人はどんな時代も争って
どんな時代も罪多き者がのうのうと生きていて
どんな時代も罪のない者が殺される
これは人間世界の“おかしな法則―”
今、戦争が続いているあの国々も
戦争がなくなったこの国でも同じコトで
結局 人は争い合う
人は争いがいけないことをわかっているのに
何故 人はいけないとわかっていながら争うのですか…?
争ったあとの結末を知っているはずなのに―
人間世界のおかしな法則はこれから何度も繰り返される
誰かがこの法則を止めないかぎり…
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
いい子という仮面をかぶった私
ピエロのように人によってくるくるかわる仮面のあなた
仮面の二人の本心は決して読まれることはない
どんな凄い人だって…
仮面の中は覗けない
本当の姿を知ってるのは互いに一人だけ
私は仮面を剥がした本当のあなたを愛してる
とてもとても優しくて恥ずかしがり屋のあなたのことを―
あなたは私をどう思う?
たまには一緒に休もうか?
仮面をかぶり続けるのは疲れるよ
たまには休んでもいいんじゃない?
あなたが今かぶってる
その凍り付くような冷たい目をした仮面を外して
私も仮面を外してさ
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
淋しくて
寂しくて
さびしくて…
何をしていても紛れないこの想い
貴方といれないこのトキが
貴方に触れることができないこのトキが
貴方と語ることのできないこのトキが
この想いを私の中で大きく大きく育ててく−
どうにもできないこの想い
もぅ どうすることもできない想いなのに
大きく大きく育ってて
自分の手にも負えなくなって
想いが私をどんどん蝕んで
黒く黒く淀んでいく−
私は貴方の迎えを待っている
あなたが鎌を持って私を迎えに来ようとも
喜んで貴方のことを待っている…
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
あの時−
私は初めて“裏切り”というものを知ったんだ
心から信じていた友人に裏切られたあの時のことを
忘れることができなくて・・
生まれてはじめて知った『絶望感』を今でも忘れることが出来くて・・・
“裏切り”を始めて知ったあの時から
人を信じることが怖くなってしまったの
信じることが出来なくなってしまって
ずっと『付き合い』を避けていた−
信じた人に
また、『嫌い』と言われたくないから・・・
『一緒にいたくない』と言われたくないから・・・
あの時から永くの年月が流れたけれど
今でも信じることが怖くて仕方ない
“だけど怖れてばかりじゃいられないー”
そんなふうにおもうから再び動くようにがんばった
怖れてばかりじゃ進むことが出来ないから
だから、私は人を再び“信じる”ことにした
永い月日から“信じる”ことが
悲しい結果をもたらすだけじゃないということを知ったから
信じあえる嬉しさだってあると思ったから
私はこれから人を“信じる”ことにした
これからもずっとずっと・・・
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
詠“ウタ”があふれるこの世の中で
あなたはどんな詠“ウタ”歌う?
大好きだったあなたへと伝える事すら許されなかったその言葉−
いなくなってしまったあいつへ照れて言えなかったこの本音−
俺が詠うこの詠“ウタ”は
そんな言葉を伝えてく−
『君の詠“ウタ”いたいことはなんですか−?』
俺が君に代わり伝えたい人へと届けるから
詠“ウタ”いたいことを
白い便箋に青のペンで書いて
青い封筒に入れて
満月の夜に窓辺においていて
どこにいる人へでも必ず届けてあげるから
君が伝えたいことを詠“ウタ”として届けくー
俺のように寂しい詠“ウタ”しか
持たないままにあなたたちになってほしくないから
俺は詠い続けてく−
詩人:禪稀 | [投票][編集] |
毎日毎日聞こえてくる
「自殺」という悲しい悲しい一つのコトバ
辛いことだらけのこの世界で生きることを諦めて
死に向けて悩んでる人達よ
お願いだから
このコトバに勇気づけられないで
この悲しい連鎖反応を終わらせて
将来幸せになるはずだったアナタ達を迎えなければいけないのが
私達には辛すぎる
お願いです…
今が辛くても将来幸せにこれから迎うアナタ達を
私達に向かいに行かせないで―