詩人:禪稀 | [投票][編集] |
もう少しだけこの世界にいさせてね…
現実をみなくてすむこの綺麗な世界に
現実と戦う必要のないこの平和な世界に
あと少しでいいからいさせてね
今の私には
現実と戦うだけの力をもちあわせていないから
現実をみる勇気がもてないから
だからあと少しだけ休ませて
あと少しだけで構わないから
もう少ししたらまた現実と戦う力をもつことができるから
現実に向けてはばたく事ができるから
あと少しだけ…
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信じることって大変だよね
人って変な生きものだから
皆、みんな違うから
理解できない人もいる
お互いわかり合える人もいる
この世界にはいろんな人がいるけれど
なにがあっても信じることは忘れない
私はそうゆうふうに決心し
これからずっと生きてくよ
あなたは信じることができますか?
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朝 目が覚めて考える
今日もまた目覚めてしまったのか‥と
そして―
これから始まる地獄のような一日のこと
忙しくて― 忙しくて‥
時間に追い詰められた体が悲鳴をあげようと秒読みをしてる状態で
ゆっくりとした時間を求めても
落ち着いた日々を過ごしたく願っても
それは…
“不可”
いっそのこと長い眠りについて目覚めなければ…
こんなコトを考える日々
昔のようなゆったりとした生活が
何故なくなったのだろう
今の日本から消えてしまった
ゆっくりとした時間の流れが戻ってきたらと考える…
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勇ましくかっこよかったお父様
優しく綺麗なお母様
私はお二人のことが大好きでした
なんの取り柄のない私を大切に育ててくださり
可愛くない私を可愛いと言って抱いてくださったり…
お二人の事が本当に私は大好きです
そんなお二人が私を残して出掛けていったのは
激しい嵐の夜でした…
『待っていてね―』
と言葉を残しお二人は今も帰ってきてくれません…
私はお二人をこの家でずっと待っています
私がどんな姿になったとしても
お二人の事を待っています―
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『どうして私は生まれてしまったんだろうね…』
ワタシに向かってこの人は淋しそうに呟いた
この人もワタシと一緒で
誰にも望まれずに生まれたモノ
この人は見せ掛けの愛情に育てられて
小さい頃からいつも孤独を感じてた
だからこの人は独りぼっちのワタシのところに来てくれた
ワタシは人間から嫌われるモノだから
ワタシ達は淋しくて
他の人が恐かった
人はワタシ達を邪魔だというから…
人は平気でワタシ達を傷つけるから…
誰にも望まれないワタシ達を
望んでくれる人はいるのかな?
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『孤独と不安に泣かないで…』
貴方は気がついていないけど
私はいつも此処にいる
同じ姿の貴方と私−
それぞれの世界で一人ぼっちの私達
誰かにどうにかしてほしいくらい
貴方はいつも孤独に泣いている
私が貴方に答えてあげられるのは
貴方が私の世界の扉に近づくほんの少しの時だけで
普段は何もできないことが
悔しくて 悲しいの
でも 私にできる唯一のことは
貴方の近くにいることなんだ
貴方は気が付くことを待っているよ
私は此処にいるからね
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去っていった大切な人
あの人が残していったのは
“あなたに対する大好きという気持ち…”
あの人は私を残していってしまった
あなたがいなくなったことが信じられなくて
ずっとあなたを探し彷徨った
そして たどり着いたのがこの屋敷−
此処は人が人形になれる場所
あなたの好きだった人形になれる…
私は此処で待っているよ
人形が好きだったあなたが
此処を見つけてくれるのを
私を見つけてくれるのを
ずっと私は待ってるね−
あなたのことが好きだから…
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夜空を見上げて思い出す
人間だったあの頃を―
共に笑ったあいつらや
共に馬鹿をしたあの仲間
人間だった頃の俺の大事な仲間達…
今の仲間も悪くはないが
できるならまたあいつらに会いたいと思うんだ
あいつらと馬鹿をして笑いあいたいと思うんだ
今の仲間は変わったヤツばかりで飽きなくて
毎晩毎晩遊んでいれて楽しいけどな
ときどき俺は思うんだ
『俺もこいつらも人間だったらどうだろう…』
俺は今が楽しけりゃ構わない
暇でつまらない生活から楽しいほうへむかうため俺は人形になったんだ
だけど 本当は戻りたい‥
前の仲間に会いたいと思うから
今では叶わない―
だから俺は人形として生きていく
逃れられないのなら諦めて…
前に向かえばいつかいいことだってあるはずだから
俺はこれからだって生きていく―
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やっぱりあなたもいなくなってしまうんだ…
私が大切に想っていた人は
いつもいつも私の前から消えていく―
一緒にいてくれると約束をしてくれたって―
必ずあなたはいなくなる
こうやって一人残されるのは私にとってすごく辛いことなのに
また 私は一人残された…
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沢山のお金があったって
綺麗なドレスや
高価な宝石を身につけていても
いつも何か足りなくて
心の奥に残る虚しい気持ち
私の心は常に満たされることなどなかった…
お金も沢山あって
欲しいものも手に入るのに
何故、こんなにも満たされないのかわからない…
私はナニを手にいれればいいんですか…?
誰か私に答えを与えてください―