鎖さえ無い首輪では

君の自由など奪いきれない

僕は ただこの家で

鈴が鳴るのを待っている

煙草を嫌いな俺が

吸っていい？と聞かれて

駄目だと言わないのは

「吸って死んで二度と吸えなくなっちまえ」と

強く願ってるからだ

君は俺よりもずっと出来た人間だし

俺は君よりも随分と腐りきってる

だけど俺が君に強気で接するのは

君より俺の方が君を愛してるからだ

君が壊した君のかけらを

軋んだ指で掬いあげよう

僕の爛れた胸に重ねて

例え もとには戻らなくても

ねえ君は

僕を好きだからそばにいるの


信頼してるの

それとも利用


僕が触れても逃げないのは

お芝居なんかじゃないよね


いなくなってしまわないで

何でも与えるからさ


ねえ君も

僕と離れて淋しくなる時は

ないのかな


忘れてしまうのかな



ねえ君が

僕なしで生きてゆけなければいいのに

ゆめのようにきれい

優しさと哀しみに満ちて

愛は深く 終わりを知らない

ふたり 永遠を抱く

winkを１回 暗号を送れば

君から秘密のメッセージ

瞳で 唇で 笑顔で いつだって

アイシテルって言ってくれ

共に生きてはいけないだろう

だけど変えてゆけるものがある

その掌に残るものがある

お前のそばに いつもいるよ

甘いお菓子と甘い笑顔は

いつでも等価であるらしい

僕は今日も君と交換条件

sweet to sweet

細くて小さくて柔らかい 君は癒しの小動物

僕が守らなきゃ すぐにでも死んでしまう

なのに何故 君は僕に噛みつき引っかくの

でも僕は君に逆らえない 君は愛しの百獣王