詩人:KiraAya | [投票][編集] |
例えば俺の人生を空に浮いた長いカマボコとして
時計の針はそれを一定の間隔で切り落とし
カマボコは深い海の底に消えて魚の餌になる
あ、共食い。とかボンヤリ考えた
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月の光は煌々と
裾を延ばし 空照らし
それは淡き輝きなれど
闇を払うには過ぎるもの
されど時には疎ましい
月が夜を奪いゆく
静寂の中沈みたい
星明かりがあれば良い
星の華は密やかに
咲き零れて 空飾る
調和された彩りに
やっと私は 手を伸ばし
ささやかな夜に触れるのだ
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僕たちはずっと一緒にやってきた
君を想わない日なんて 一日もなかった
出会ってから ずっと
僕は見たものも感じたものも
みんなみんな君に伝えてきた
嘘も真実もすべて
僕たちは子供だった
とてもちっぽけだった
傷ついたり触れ合ったり
傷つけたり離れたり
とてもちっぽけだった
きっと僕には君以外なにもなかった
誰より君に甘えていた
誰より君に素直だった
いつだって君に問いかけていた
いつだって君に救いを求めていた
僕は君がすべてだと思っていた
君が僕なんだと思っていた
君を失ったら僕を失うんだと思っていた
僕は君がすべてだった
君が存在するだけで癒されていた
君がいるから僕がいた
なにげない日常の中で
どんなにどんなに君が大切だったか
君は気づいていただろうか
7年も君を見てきた
出会った頃は何も怖くなかった
ずっと一緒に歩いて行けると信じてた
時が経って理由も解らず不安になった
いつか離れることがたまらなく怖かった
僕たちは大人になる
今になってやっと言える
ずいぶん遠回りしてきたみたいで
今になってやっとわかる
大丈夫なんだ
逢えなくても友達だって言える気がする
二度と逢えなくても友達だって言える気がする
傷つきながら歩ける気がする
たとえ道が違っても愛せる気がする
僕たちの手は繋がってる
明日もその明日もずっと
たとえ何もかも変わってしまっても
僕たちは今ここで笑いあってた
その真実だけ抱いてゆけるなら
きっと失うことなどない
きっと守ってゆける
君を好きだよ
ずっと思ってた
変わらない想い
限りない想い
10歳と11歳の僕たち
17歳と18歳の僕たち
24歳と25歳の僕たち
ずっと ずっと
明日も友達なんだ
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女、そして少年
俺達は(あたし達は)
汚れた祈り
落ちてゆく(昇ってゆく)
共に(独りで)
震えるこころ
こぼれた涙
あたし達は(俺達は)
美しき汚物