虚無の雨を枯らせ曇天の月を晴らせ光沢の翼なら広げて、地球上の歴史の嘗て見降ろしながら遙か彼方の未来からの使者はあの日告げてくれた私達の前途を憂い“時は、訪れる”“内奥の運命の転換を実相にせよ”“歓喜の詩を詠いながらも、高まりながら終焉へと昇り行け”
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