詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
この道の先に
あなたがいる
私は躊躇うことなく
歩き出した
逢えるという確証はなく
辿り着けるかどうか分からず
ただ、
あなたがいる
それだけで
私はこの道を歩き出す
後悔してもいい
道が険しくてもいい
泥だらけになっても、
傷だらけになってもいい
私が行くと決めたのだから
詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
あなたが住む街の天気予報
今でも無意識に見てしまうんだ
あなたの街にもう行くことはないだろうし
あなたも私の街に来ることはない
それなのに
天気予報
あなたの街の天気を気にしてしまう
晴れだといいな
なんて
思ってしまうんだ
詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
あなたの人生の行く先が
青空であるように
私はいつも
祈っています
曇りの日も雨の日も
嵐の日だってあるけれど
いつか雲が流れて
青空になるように
柔らかな風が吹くように
私は心から祈るのです
詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
日常の波の中で
君のかけらはいつも
キラキラと輝いていて
僕は切なくなってしまうんだ
世界に君のかけらが溢れているのかな
でも、気付いたんだ
僕の眼の中に
君のかけらが入り込んでるんだ
だから
世界は君で溢れてしまうんだ
詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
ねえ、チェシャ猫
どうか、お願い
私をあの人の元へと導いて
記憶の欠片が見当たらないの
あの人に辿り着けないの
ねえ、チェシャ猫
あの人は私を忘れてしまったの?
扉を開けて行ってしまったの?
ねえ、チェシャ猫
あなたは知っていたの?
あの人が、もう、この世界にいない事を
私は扉の向こうへは行けないわ
ねえ、チェシャ猫
あの人に伝えて欲しいの
もう二度と逢えないとしても
私はあなたと出逢えて、心から幸せだったと
詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
人間はいろんなことを
忘れていく生き物だけど
だけど
僕は敢えて言うよ
僕は君を忘れません
絶対、忘れたりなんかしません
記憶の波に逆らって
何があっても
誰と出会っても
僕は君を忘れません
忘れません