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さみだれの部屋


[502] 太陽と月
詩人:さみだれ [投票][編集]

君は夜明け
明星のように
揺らしても落っこちない
ただそこにいて
僕を見てるだけ

たくさんの人の群れ
君に似た人はいない
大好きだったあの心が
雲に隠れて

僕は夕暮れ
水面のプリズム
触れるだけで散ってしまう
ただここにいて
思うだけ

とめどない時間の中で
声が聞こえ続け
忘れてはいけないあの心が
風に流されて

君は真昼の太陽に
僕は真夜中の月に
銀河なんてちっぽけなもの
僕らはそんな遠くない
大好きだったあの心も
枕元に置いて
ただそこにいて
いつかを夢見て


2012/06/07 (Thu)

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