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さみだれの部屋


[601] 人間最後の日
詩人:さみだれ [投票][編集]

木漏れ日の中
楽しそうに僕の名前を呼ぶ
そんな姿を見ることもないだろう

波打ち際でじゃれる
君の足跡を
さらう海も来ることはないだろう

できれば同じチャイムを聞いて
同じ時間に帰りたい
君が走り出す夕暮れに

僕が透明なのは
君がいないから

月の明るい夜に
確かめるように手を繋ぐ
その安らぎも感じることはないだろう

2012/11/07 (Wed)

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