青色を知りたいのにきみはだまったままパラソルを広げて僕を呼んでいる名前なんて無意味だぼくはまだ真っ白な君を呼んでいるどんな心音で宇宙になりたいそのてをつつみたい星を数えながらきみは眩しく放った赤色は寂しいなぼくはまだだまったまま跳ね上がる胸を波に覆ってきみを読んでひとりきり燃えて尽きそうな
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