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さみだれの部屋


[926] 無題
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

目に映る窓を開けて
私はひとり光の海
あなたはきっと遠くから
この背を見てくれている

同じ部屋の片隅で
なのにひとりきりの夜
遊星に似た繋がりを
この手が繋がれば

あなたは生きられる
等しく見渡しのいい場所で
あなたはきっと生きられる
その背を見つめている

2018/08/28 (Tue)

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