詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
心に出来た空白を埋める為に手にしたパステルカラーの絵筆
この色で染め上げるには少し大きすぎる空白
他の内容で染まって行く空白
人間て疲れる
疲れるけど
投げ出せないんだよね
簡単に
それが面白いと感じられるから
感じられる間はまだ大丈夫
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素直に聞きたい事があるの
でも
それ以上に私が素直になれないけど
でもね
聞きたいの
あなたの口から
あなたの心から
あなたの言葉で
私のこと 好き
って
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投げかけられた言葉の意味を知らないまま
僕は大人になった
投げかけられた言葉を他の人に教えた時に
言葉の重さを知った
大事な事はいつも後から気付くもの
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不安になる再会の約束
衝動的に会いたくなる
離れるのはもう考えたくなくて
一人になんか絶対になりたくない
他の誰も必要としない
不思議で不可思議
胸の奥が締め付けられる
もう忘れたはずの
誰かを好きになる心
忌まわしい想い出が付きまとう
私を囲む濁った目達が
触れられたくない手達が
聞きたくない声達が
逃げ場を覆い隠す
そんな私を救ってくれたのは他ならぬあなたでした
もう一度恋する喜びを教えてくれたのはあなたでした
そんな私を愛してくれたのはあなたでした
汚れたはずの私を抱いてくれたのはあなたでした
私の味方で居てくれるのはあなたでした
好きだよ のメールで浮かれてるのは他ならぬ私です
愛してる の一言で何も言えなくなるのは私です
あなたとお揃いのブレスを握り締めて
あなたが着ていたシャツを着て眠るのは
いつもあなたと一緒に居たいと願う
あなたへの想いに囚われた他ならぬ私です
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今日も3時間
電話が苦手だった彼女でも
彼の声を聞けるから
長電話が好きになったみたい
そんな光景は微笑ましい
恋を知ったばかりの少女のように
彼の声を食い入るように聞いている
目に浮かぶような浮かばないような
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キミの驚く顔が見たいから
キミの仕事の帰り道
キミを待ち伏せる
他人から見ればストーカー
端から見れば物凄く滑稽
もしかしたら
もう帰ってしまってるかもしれないのに
それでもキミを待ち伏せる
風が冷たくなってきてるけど
それでもキミを一目見たいから
キミを待ち伏せる
どんな事を話そうかと
想いを巡らせてる間に
キミが背後から抱き着いてくる
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受話器から聞こえる
あなたのその口から
あなたの言葉で
使い古した
誰もが使うその言葉
私にはいつも新鮮で
飾らないその言葉がとても好き
それを口にするあなたがもっと好き
どんな照れ隠しをしても良いから
私に聞かせて
私の目を見て言って欲しいの
「愛してる」を
素直になれない私だから答は期待しないでね
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他人の恋愛ばかり気にして
自分の恋愛談をひけらかし
他人を恋愛話に引き込んで
その人の心の傷をこじ開ける
そんな彼女は恋愛中毒
すれ違う男を全て値踏みして
理想ばかり高くして
自分よりドラマチックな恋をした女を許さない
そんな彼女は恋愛中毒
明けても暮れても恋愛話
仕事もプライベートも恋愛話
恋だけが全て
高揚感が生き甲斐
そんな彼女は重度の恋愛中毒
それとも末期か