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野上 道弥の部屋  〜 投稿順表示 〜


[134] 海月
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

海月のように浮かんでいたい誰一人いない夏の夕暮れの海

海鳥達も羽を休めに巣に戻ろうとしている

朱に染まった波は規則正しく体を揺らしては沈めて返って行く

陽が沈みきって星が瞬いて月が照らす砂浜に寝そべり

自分がどれだけ小さくて弱い者かを再確認できたら

そのまま眠って陽が空を焦がすのを待とう


1日くらいそんな風に無駄に過ごすのも悪くないから

2003/08/03 (Sun)

[135] 同棲未満
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必要以上に近い位置にいる二人だから離れて暮すのは不自然に感じるようになった

そんな具合の今の彼と彼女

2003/08/04 (Mon)

[136] 日の出
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空が陽に焦がされる時間

           新しい朝が来た



           呟いてみたら


朝はいつでも新しい物だと気付く

2003/08/04 (Mon)

[137] 場所
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もうこの場所には居たくないと
いつもいつも泣くだけしか出来ません
この場所から逃げ出したくても
足枷が重くて動けないのです

足枷って自分の心なのかな
答えが見つからないから
私はいつまで経っても動けそうにありません

今夜も泣いて過ごすだけで終わりそうです

2003/08/10 (Sun)

[138] 陽の色
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哀しみに襲われて何も手につかないでいる
寂しさに襲われて涙に暮れる
苦しみに襲われて膝を抱いている

闇色の感情に襲われてただただ激しく誰かを追いかけている



優しさに襲われて激しくあなたを求めている
愛しさに襲われてただただ激しくあなたを愛してる

陽色の感情が占める割合は少なくても強気なもの

2004/01/17 (Sat)

[139] スピーカー
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懐かしい唄を耳にして
その唄が聞こえたところを探す
必死で探してみても
街中走り回っても
音楽店を引っ掻き回しても
見つからない
見あたらない
頭の中のスピーカー

2003/08/10 (Sun)

[140] 誰も
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もう誰も居ない

そう想ってしまう自分が哀しい

2003/08/11 (Mon)

[141] Whatever
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Whatever you wanna do.

Wherever you wanna go.

2003/08/11 (Mon)

[142] 夢で逢う
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     あなたに夢で逢える
   今まではただそれだけで
     満足出来ていたのに
   あなたに頻繁に逢えるようになったら
     水のように空気のように
   いつも必要不可欠になっている
     夢だけではもう満足出来ない

   いつになったらいつまでも傍にいてくれるのかな
     夢よりも写真よりも留守電のメッセージよりも
   


   あなたがいい

2003/08/11 (Mon)

[143] 別離の狭間
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それが解ったところで僕にはどうしようもなかった

君にとっては哀し過ぎるくらいの現実だったのだろうけど

僕にとっては苦し過ぎるくらいの絵空事だった

2003/08/15 (Fri)
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