詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
昨日は後輩の誕生日
あなたは何気ない優しさで
プレゼントを渡したよね
そんな優しさにも嫉妬するわ
他の子に私への優しさをプレゼントしないで
私だけに向けてよ
私だけの優しさでいいの
私だけの笑顔でいいの
私だけのあなたでいて欲しいの
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
ゆびがおぼえた あなたのでんわばんごう
そっとなぞって でもかけられなくて
いまのじかんはいつも ねてるだろうから
ためいきがひとつ じゅわきにふりそそぐ
ながいながいなつやすみ おわるまでは
あなたにあうことが できなくてさみしい
ゆめにみるほどつよく あなたをおもってみても
ほほえみかけても くれないから
しゅうごうしゃしんのあなたにそっとくちづけ
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
何故 欲しい物を 欲しい と言葉に託して言えなくなるんだろう
あなただから
あなたの心だから
あなたとの子供だから
あなたとの幸せな生活だから
今 あなたが私の隣に居る それだけで気持ちが安らぐ
それ以上望むと何もかもが崩れそうで何も言えない
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
想い切り笑って
夏を見送ろう
夏が嫌いな俺だから
暑い日は好きじゃない
涼しくなって動きやすくなる日を待ち望んでいる
そんな毎日にもバイバイ
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
好きなときに
好きなだけ
好きな人に
好きなだけ
好きを言おう
言い飽きて
唇が麻痺するまで
呂律が回らなくなるまで
耳が腫れるまで
聞き飽きるまで
好きを言おう
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
臆病者だから
あなたにそっと尋ねてみたい
私にはもう興味無いの
私が嫌いになったの
でも聞けず終いなんでしょうね
私はただ
愚か者とののしられても構わないから
あなたを信じるもの
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
限界に近い
ただただそう想う
何に対してなのかははっきり掴めないでいる
フワリフワリと漂う霧の如くかすむ頭も
誰かが誰かに対して抱く感情にさえも
既に限界を感じ始めている
今日ほど煙草が不味いと思った日はない
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
ふと我に返り
全てが夢だったと想えて
手を伸ばしてみる
何も掴めないけどそれはそこにある
目に見えない何か
形として触れない何かが
そこの曲がり角にある