詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
苦しいものですね
惚れた人に好きな人が出来たとしても
辛いものですね
二人の笑顔を見るのも
耐えれるものですね
締めつける胸の痛みにも
笑えるものですね
そんなあなたを目の前にしても
困ったものですね
二人の幸せを喜べない自分にも
恐いものですね
こんなときに一人になるのも
逃げたくなりますね
こんな弱い自分から
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雪が舞う夜
エンジンのうなり
規則正しい揺れ
カーステレオからは
君の好きな歌
眠ってしまうのも
よくわかるよ
君の眠りを
邪魔しないように
少しスピードを落とし
ヴォリュームを下げる
早く帰してあげないと
いけないんだけど
帰したくない
衝動にかられる
君の家まで
あともう少し
本当は君の寝顔を
もっと見ていたい
車を左に寄せて
君と手をつないだまま
少し眠ろうかな…
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遠く 遠く 離れていても
この想いがあなたに届きますように
ただそれだけ
ただそれだけなの
愛してる
この言葉をあなたに届けたいの
ただそれだけなの
私の声なんて届かないのかな
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
僕に超能力があったなら
君の心を僕一色に塗り替えてやる
僕以外見えなくして
僕以外愛せなくしてやる
誰にも渡したくないんだ
誰にも愛させたくないんだ
例え超能力がなくても
君の心は僕が一番わかってるのに
僕は今でも君の一番の理解者なのに
今でも一番近くにいるのに
君の心は僕以外の人に向いていて
君の心は僕以外の誰かに染められている
それがわかるから悔しい
悔しくても何も出来ない
僕に超能力があったなら
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
水と氷が交わる瞬間
氷は悲鳴を挙げる
水の時には挙げぬ悲鳴
同じ物であったのに
立場が違えば異なるふたつ
人も同じ
生まれた瞬間は同じでも
立場が違えば
悲鳴を挙げるか
悲鳴に愉悦を感じるか
交錯する瞬間は多々あれど
交わり等しくある永遠は
訪れることは無い
悲しく思う
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
心の傷に触れてみた
どの傷もかさぶたのまま
縫い合わせても
涙を流してる物がある
どの傷も直りが遅い
同じ傷をたくさんの人に負わせた
その人達への償い方を
私は探し続けてる
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
不意に君が泣き出しそうになったので
夜の海へドライヴに誘った
一晩中語り明かしたけど
君の心をまだ掴みきってない
明け方になって二人で車の中で
手を繋いで眠ったね
手と手で心の会話をしたね
でも君の心は掴みきれない
二人の間には恋心なんて在りはしない
微笑み交わしてみても君の心は掴めない
君と恋に落ちる事など望んではいないけど
君の味方になる上で
君の心の内を知っておかなくては
君の味方にはなれそうに無い
辛いね
辛いよ
また誰一人救えない無力な自分に戻りそうだ
君を助けてあげたいから
君の心を掴んでおきたい
恋とはまた違う意味で
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人に頼る安定?
不確かさを埋める為?
何を根拠にそのような?
他人から見れば 不完全
二人の空間を埋める
Parfait Amour
完全も 永遠も
真実さえも存在しない世の中に
二人の間にだけは溢れるほど在る
Parfait Amour