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中村真生子の部屋


[205] 初めての夜明け
詩人:中村真生子 [投票][編集]

夜明けは思い出させる
初めての頃を。
その柔らかな光で
少しずつ世界を染めながら…。
夜明けは思い出させる
初めての頃を。
そのきらめく光で
すべてをときめかせながら…。
初めての頃
朝日が大地を染めるように
心はバラ色に染まった。
初めての頃
朝日が川面を輝かせるように
心はキラキラと輝いた。
夜明けはいつも思い出させる
初めての頃を。
そこに佇めは惜しみなく。
夜明けはいつも
初めての夜明けだから…。

2012/08/26 (Sun)

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