やりきれない思いが膨らんで瞳から溢れ出すの
生温かい雫が服を濡らして
現実なんて、どうでもいいよ、って
毎日なんて、棄ててしまえば、なんて
何かに引っ張られる私はそのまま倒れて誰にも受け止められずに
堕ち続けた
そう、闇だって眼が慣れてしまえばそれなりの光と熱を持っていて
かえって私を混乱させた
自分が何処にいるのかすら見失って
周りなんて見えるはずがない
手を伸ばして伸ばして指先に微かに触れたあの温もりは誰のもの?
一歩踏み出したらそれが前なのかすら解らなかったんだ
2012/08/12 (Sun)