ふと鼻先、目の奥あのとき嗅いだようなちょっとキツめの 花の香り決して甘くない思い出あのときはいつも独りだった(期待の空回りが)空気を掴んだ気になった頃空を飛んでいる錯覚を覚えた頃自分のために全てが回っている気がしていた頃すべてが嘘だった(取り残された)私は独りよがり妄想と友達になり何を想い、生きてきたのだろう。
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