詩人:与末居 | [投票][編集] |
いきなり目の前から消えて
また同じ思いをするのは
もう 嫌 だ
貴方が居なくなってから
貴方の事ばかり考えて
そればかり いっぱいで
どうしようもなくて
どうしてこんなに苦しいのか
分からなくて
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大きくなるにつれ
どうして自分だけが
他の子と違うのかと
疑問を抱くようになり
何度も家出を繰り返した
けれど
ひとりで生きていく
勇気もなく
ただうずくまることしか
できなかった
その度に必死になって
自分を探してくれた
そんな自分を
なにも言わず抱きしめて
その瞳から流れる
大粒の涙を見て気付いた
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あきらめていたつもりでいたわ
もう いいことなんてない
けど それでもかまわない
でも 違ったの
あきらめたつもりでいても
心の底には にくしみが
すこしづつ積もっていったのよ
わたしはあなたを愛しているわ
けど 同時に
憎んでもいるのよ
詩人:与末居 | [投票][編集] |
その程度なの?
貴方の出逢った『あの方』っていうのは
『あの方』に逢って貴方は変わったと言ったけど
昔の貴方は知らないけど 今の貴方は 『あの方』に出逢う前の貴方に戻っているんじゃないかなって
違うって言うなら別だけど
結局『あの方』は 貴方の見える所しか変える事が出来なかった
その程度だったって事になるのよ
あとは
貴方の問題よ
怯えて逃げ回るか
ほんの少しの可能性にかけて戦うか
選ぶのは 貴方自身なのだから
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動くことさえできなかった
悲しみは それほどまでに深いものだったのだろうか
人間の奥深くには これほどの憎悪が眠っているものだったのだろうか
悲しいのか 恐いのか 自分でもよくわからない