待ってたの

ずっと　待っていたの


裏切られたものを

取り返すために



力付くで

なぜ私を　助けるの

以前は
捨てていったのに
見殺しにしたのに

もういいの
助けてくれなくても
いいの

好きな人の傍に

影のように

寄り添いたいの

去く時も一緒に

自分が犠牲になれるなら
いくらでも差し出せる

自分を犠牲にしてまで
愛したいと思ったの

優しくしただけなのに
いたぶられて

慰めようとしただけなのに
嫌われて

甘えたいと思っただけなのに
冷たくあしらわれて


誰も分かってくれないの
自分にしか分からないの

もう
いってしまうんだね

あんなに可愛がったから
手放したくない　なんて
そう思ってたけれど

君には
笑顔でいて欲しいから
だから
君の門出を祝うよ

何か淋しい
貴方が居なくなる
それだけで

もっと
話したかった
もっと
近づきたかった

存在を否定して
必要なくなったって
言わないで

間違いは
誰にでもあるんだから
ぼうに振らないで

優しい嘘

君が生きてる

君が帰ってくる

優しさが痛い

自分を責めて

悲しんでる

血の繋がっている
身内の言葉を
そっくりそのまま
信じてやる事が
できないというのは
なんか嫌だよ

なんて
軽い調子で言ってる
キミのカオが
なぜか悲しそうに
俯き陰り
見えたのは
気のせい　だよね

歯で爪を切って
指の皮を噛んで
口の中を切って
深爪をして

　擦り傷
　切り傷
　刺し傷

真っ赤に染め上げる
イライラ落ち着かない
テンション舞い上がる