詩人:黒神仁 | [投票][編集] |
いよいよ僕の最期のあまりに普通な、
されど確実な終わりを刻みだす。
最期じゃないかも知れないけれど今の僕にとっては最期の青春なんだ。
出来る限り、出来る以上のモノを夢をかき集めてやる。
後悔してもいい。
泣いてもいい。
ただ無鉄砲にバカみたいに突っ込みたい。
今、
青春時代の最期の春が始まる。
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お気に入りの腕時計壊れたみたい。
さっきから全く針が動かないんだ。
早く動いてくれないと待ち合わせの時間分かんないよ。
赤いリボンでキメて来る予定のアイツの笑顔早くみたいのに。
ああ、僕の時計だけ何で動かないんだよ。
ああ、アイツにおいてきぼりかよ。
とりあえずベンチ腰掛けチョコかじって落ち着け。
俺。
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夕暮れ。
学校帰りに小石蹴飛ばし歩いてると、
それは。
今思えばあの日から僕は変わった変われたのかも知れない。
天使か。
今思えばあの日から僕は堕ちた堕ちれたのかも知れない。
悪魔か。
ただ確かに君に出逢い、
それは。
まるで運命か何かを感じさせるような。
一つの。
始まりと終わりだったのかも知れない。
真実。
僕は一片の後悔もない。それ以上も以下もないよ。
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絵を描こう。
青色いっぱい使って。
絵を描こう。
きっとどんな海よりも
どんな空よりも、
澄んだ綺麗な青さ。
絵を描こう。
絵を描こう。
君が泣き止んでくれるような、
素敵な青で。
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僕の大事なアナタは僕にとって太陽であり水であり空気であって。
なくてはならないのです。
大事なアナタは
おっちょこちょいで
僕がフォローしないといけないのです。
アナタは
君は一人で何でも出来る
と言うけれどそうではないのです。
ただアナタを支えられるようにと
背伸びしているだけなのです。
それを口には出しませんでしたが
アナタはただ微笑みながら
撫でてくれました。
大好きです。
願わくばこの幸せよ永遠に。
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何処までも堕ちてしまいそうだ。
キレイに真っ黒に塗りたくって終わらせたいんだ。
僕は醜いのかな。
自分から崖から落ちて堕ちて助けを叫ぼうとしている。
灰かぶり姫を演じようとしている。
僕は僕を理解しているのか。
理解していたならどうして変われないんだよ。
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嘘ついてるのは僕だけじゃなく
騙したつもりが騙されてて
それに気づかなかった僕は
あまりに惨めで
泣きたいのに泣く場所は無く
自分の中で泣かせて。
この胸に抱く哀しみを憎しみに変え、
僕は僕から逃げて
自分の器を知る。
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怒る君を俺がバカみたいて言えばお前がバカ何だってもっと怒って
泣く君を俺が戸惑いあやしてもバカってもっと泣かせた。
でも君のがバカなのは気のせいか?痛い痛い、暴力じゃ解決しないって。痛い痛い、俺がバカですバカです。だからぶたないでって。たんこぶ出来たって。
笑ってキスして。
キスされたぐらいで今出来たたんこぶを許す俺ってやっぱりバカなのかなぁ。
ある日のふとした自分発見。
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今朝、鉄の箱にひかれた死体を見た。
死体は赤を肉を散らしていた。
その肉はあまりに美しく惹かれた。
それは
死体の築き上げた美が崩れたからか。
それは
未知への混乱が招いた錯覚か。
それは
狂気の領域に踏み入れたからか。
黄昏どきにその場所に赤も肉も無く、日常がただ。
誰も死を直視しようとしない。
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人は夢を持つ。
夢を追うほどに遠くなるは夢を持つ心。
夢はある日目標に変わる。
それに中々気づかない。
そして人の心は乾く。
どうしようもないのかも知れない。
夢を追うほどに乾く心は。
過去に夢を追っても過ぎ去りし日々は還るだけ。
新たな夢を
未来を
この乾いた心で見出そう。
あの日に勝る感動を得るが為、与える為に。