ホーム > 詩人の部屋 > 梅宮の部屋 > 日曜の夜

梅宮の部屋


[38] 日曜の夜
詩人:梅宮 [投票][編集]

何もない
2メートル四方にも満たない鉄の部屋の中
フロントガラスの向こうで電灯が僕を射す
黒い絵の具を薄く塗ったように
曇った夜空が広がる
時折聞こえる溝向こうの車の音
明日を引き連れて過去へと走る
ヘッドライトが右から左へ流れて

また消えた

2024/05/26 (Sun)

前頁] [梅宮の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -