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梅宮 蛍の部屋


[38] 日曜の夜
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

何もない
2メートル四方にも満たない鉄の部屋の中
フロントガラスの向こうで電灯が僕を射す
黒い絵の具を薄く塗ったように
曇った夜空が広がる
時折聞こえる溝向こうの車の音
明日を引き連れて過去へと走る
ヘッドライトが右から左へ流れて

また消えた

2024/05/26 (Sun)

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