詩人:さらら | [投票][編集] |
若葉息吹なか
目覚めた朝
列車の時刻表
失って
途方に暮れたよに
秒針に無意識
傾けたよに
止まる
どの方向を見つめ
何処に迎えばいい
顔を洗い
着替え
時の扉 開け その先は未来
数秒先は未来
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時の雪解け道
通過する途中
咲いていた花
名は知らぬまま
風に吹かれていた
君たちは雪解け水を詩うよに
季節過ごし
繰り返しながら
何か巡り変わることに
少しずつ気付くうち
大人となっていつしか
哀しみ喜びの中
育み 伝えるかのよに
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風鈴
季節風に返事する
単に風流なだけでは無い
夏近づくたび
何かふえて
そんな作業に追われていくうち
季節風に
返事
風鈴 一輪鳴る
初夏を迎えようとしている
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まだ元気だった僕
白いシューズで
飽きることなく
青空の市場 歩いていた
たくさん
その元気さはもう訪れはしないかも
しれないけれど
想い返す
思い出すことはできる
青空の市場を
あの頃みたく
たくさんは歩いてはならないそうだけど
ゆっくり歩幅で
歩むことはできる
君と出かけられなくても
記し伝えてよ
その空気感
貰い受けるから
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例えば 君と僕が
過ごした遠くなるあの季節
ランダム表示して
あんなこと
こんなこと 在ったけ
変わるランダム表示に
様々な心模様
その季節の風の足跡
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ちょっとした工夫で
変わる範囲も在るというのに
ちょっとした見方で
いつも同じ場所
同じ位置から見てばかりで
その位置からの視界のみの判断
いつも
あの記事
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不思議では無いこと
過去は始め未来だった
未来は過去となる
そこで現在
未来に来た
過去になる
朝 目覚めれば
宇宙にも過去にも未来にも無い
新たな時
旬で新鮮な一日
若葉かがやく日でも
雨音の匂いでも
曇りがちな日でも
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悲しみ過ぎたり
悲観続ければ
辛さ持続させてしまえば
相手は苦しくなってしまうかもしれない
別世界に居ても
罪意識も度を超せば
心の病の症状の証だという
何事も加減、適度範囲
でないと君にとって大切な人に
感染する場合も在る
親の不安 態度が
子に伝わるように
後悔 反省は必要だけど
その程度加減を誤れば
相手 人間は苦しくなるのかも
あなたに優しくしていたから
余計そうだと想う