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如月。の部屋


[361] 渡しそこねた手紙
詩人:如月。 [投票][得票][編集]



花曇り日和

渡し損ねた手紙を

ふと想い出す


今 渡しても

褪せた水色の封

湿気たように


仕草だけなんか要ら無いよ

本当の気持ち

知りたくて

間違ったのかな

季節ばかりを詩に乗せたのは


その季節の景を

共に見ていたかったから

この青い星の物語の上

その指の仕草

切なくて 時々 苦しかった



2013/09/07 (Sat)

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