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ℒisaの部屋  〜 投稿順表示 〜


[22] 君は可愛い宝物
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君と歩いた散歩道
春を追いかけて
走り回っては
何か見つけたと駆け寄ってきた
君と眠ったお布団や
君と語り明かしたソファーに君がまだ寝ている様な
そんな夢を見た

君と行った山
君と行った川

君はまだ海は知らなかったよね

君のことを愛していたし今でもずっと愛しているからね

大好きで
大好きで
大好きだったのに
一緒にいてあげられなかった
君を救ってあげられなかった

部屋に戻ると小さな君は独りで冷たくなっていた

言葉は話せない君だったけど
いつでも気持ちは伝わってきたよ
伝わっていたよね


もう一言だけ伝えたかった
君をしっかり抱きしめて『いつだって君は独りなんかじゃない』って

もう一度だけ
一緒にチョウチョ
追いかけたかったよ

2004/01/31 (Sat)

[23] 役目
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休みだというのに
君の着信しか待てない携帯電話

あいつにしか愚痴をはけない強がりなレターセット

あの娘としか腹を割って話せない臆病なロックグラス


チェックアウトは独りでも
思い出が残ればいいさ

散らかった玄関け飛ばして
急いで枕に逃げよう
こんな顔誰にも見せない様に
声が届かないように

2004/01/31 (Sat)

[34] 『蝋燭』
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砂を掴む様に
手の内に残る幸せは
些細なもので良い
其の儚さが好い
でなければ大切に等
出来る筈が無い


悲しみは
手の平に降りた
雪の様なもの
冷たさは一瞬で
後は直ぐに消えて終う
積もった悲しみにも
必ず光が刺すだろう


苦しみは愛おしい
雨上がりの虹
試練で在るからこそ
掛け替えの無い痛み

受け入れられなくてもかまわない
背を向けるのもかまわない

人なんだから

2004/02/07 (Sat)

[63] 
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星の降る夜だった
雪が舞い落ちていた
木々の合間から
半人前の月が覗いてた

凍り付いた湖に
小石を投げた

優しい気持ちになった

風の音だけが淋しそうに鳴いた

私を頼ってくれれば
今なら抱きしめてあげられるのに

梟がいないのを除けば
完璧に理想の
夢に見た夜だった

2004/02/20 (Fri)

[64] ティンカーベル
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毎日同じ駅
同じ電車で
行きたくもない所へ行って
話したくもない人と話す

戻りたいのよ
あの頃に‥

一番好きな場所で
一番好きな仲間と語り明かした毎日に
戻りたいのよ

『8時までにタイムカード押さなきゃ』とか
『今週中に支払い済ませなきゃ』とか
『お礼に何か送らなきゃ』とか
やらなきゃいけない事に追われて
やりたい事見失っちゃったよ

ねぇ
戻りたいのよ
あの頃に
あの場所に


どうして大人になんかなっちゃったんだろう

駆け足で

2004/02/21 (Sat)

[100] きみの強さ
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悔やんでも
悔やんでも
後の祭り

どんなに立ち直れない気がしてもあたしたちはとても強い

しっかり歩いてる
すっかり笑ってる
ちゃっかり忘れて
新しい花咲かせてる

そうやって生きてる
あたしたちはとても強い

2004/03/07 (Sun)

[127] 突き刺す夜
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沈んだ部屋に
浮いた思想

独り言の様に
流れ続けるTeleVision

掬われない感情には
花束を‥。
笑う灯

永遠に感じる孤独が
本当は今一瞬
此の時だけに訪れているから重くのし掛かる

針の先が突き刺す様に

2004/04/09 (Fri)

[187] まろ
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君みたいに小さいのが
触れると生意気にも
ふんわりあたたかい

隠れた時に
見えてるしっぽ

眩しそうに
細める目

見る度に
丸くなるおなか


消えてしまいませんように


消えてしまいませんように

2004/05/31 (Mon)

[221] 悪友
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お願いだから
お願いだから
ずっとずっと
君だけはそばにいて

へろへろな腰
ふわふわな脳味噌
よれよれのワンピース
留まっちゃう声

ぼろぼろの君の手を
放さないで帰さない

君まで付き合わせて
ごめんなさい


お願いだから
お願いだから
ずっといつまでも
君だけは消えないで

10杯のテキーラと
3本のビールと
10杯無理した水割りを電信柱に還して

君の膝に泣き付いた

コートの隙間を
風が刺す

私が働くのは
こうして何もかも
忘れて終う為

君を引きずり込んで
ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさい

寂しいのよ‥

2004/07/12 (Mon)

[376] 忘れ物
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次に行く時まで
自分の代わりに可愛がってネ。と
わざと置いて行く忘れ物
そんな君が少し
愛しく想えた

出逢いはきっと
必然にやってくる

気持はきっと
自然に寄り添う

時間が流れる度
ゆっくりゆっくりと

2005/01/10 (Mon)
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