詩人:ℒisa | [投票][編集] |
背中を抱きしめた
あなたとの幸せが
まだほんの
昨日の事のようだ
曲
音と共に
再生される思い出
香
風と共に
戻ってくる思い出
肌に
胸に
苦しいほど残っている
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あまりに
空虚で不親切な世界
幾度も絶望し
疲れ果てては
終わりを望んだ
命の終わり
世界の終わり
記憶の終わり
哀しみの終わり
痛みの終わり
嫌な事を知る度に
それが人生の結局の答えなのだと信じた
自分は何もかも
経験し体験し
痛感したと諦めた
私は何も知らない
子供だった
周りに気付いて欲しくて仕方なかった
悪い事したり
イイ事をしたり
死んだふりして見せたりした
私は子供だった
子供のまま
大人の世界で生きていた
今でもそうだ
私は子供のまま
まだ人生は何も解かれてはいない
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私の体の一部が
私の体の中で
大きくなって
私の体を痛めて
私の体を引き裂いて
私の体から出てきた
それは
私の体の一部
ではなくて
私の
「赤ちゃん」と
呼ばれた
私なのに
私の一部なのに
そうだったのに
今は別の人
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あなたに
愛されたいの
あなたを
壊してしまいたいから
人を破滅させるなら
暴力よりも愛
嫌いになった瞬間に
好かれる様に
努力するの
嫌な奴なの
気付いてよ
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10月26日
生まれて初めて
良い事をした日
忘れない
娘を産んだ
私の天使
ずっと幸せにしたかった人達を
ずっと幸せになりたかった自分を
周りの全てを幸せで包んだ
素晴らしい事をしたんだ
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軽い女だと
軽い気持ちで
思うかもしれない
どう
思われてもいい
と
思った
生きる気力を持ちたかった
体はいつも疲れてた
心が空っぽで埋めたかった
愛をセックスに例えても
誰としても
何度しても
それは叶わなかった
抱き合っている間でさえ
孤独だった
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嫌な事があっても最初は頑張ろうって思ってた
嫌な事ばっかりですっかり疲れちゃって
人に優しく出来なくなって傷付けて
だんだんと誰も優しくしてはくれなくなって
自分ももう戻れなくて
いつしかそれが当たり前になって
優しさが邪魔くさくさえ思えて
遠ざけて軽蔑して
毎日怖い顔しながら無理に笑って
戦うように人ごみを歩く
誰も優しくない人ごみで
たまに素直になって誰かの優しさに恋をしたり
そうさせてくれるものに出会ってほっとしたり
いつしかその人にさえ優しく出来なくなって
失って絶望したり
そんな事全部に疲れてしまって
周りのみんなが優しかった幼い頃を思い出して
もう戻れないんだって切なくなったり
それでもやっぱり諦めきれずに
記憶に残るほんわか優しい記憶
そんな家族をまた
誰かと一緒に作ってみたり