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[1595] のぞむかたち
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始まってしまってから
気付いても
もう遅いんだった

途中でふと気付く

楽しくないかもしれない
苦しいし
悲しいし
満たされたくて辛い
幸せな気分になんか到底なれない

そんな事に気付いても
その時にはもう
キャンセル出来ない

なんて馬鹿なんだろう
何度も同じ様に
傷付いて

なにを夢見たんだろう

近付けば痛みは増すのに
どうしても
触れられそうな距離で
見つめたかった

気付く事もないほど
遠くに居れたら
良かったのに

2010/07/17 (Sat)

[1594] 大きなドラ焼き
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そっちを向けば
見たくないものがあるって
知っていたから
「あなたしか見えない」
そう誤魔化した

溺れていれば苦しくても心地良いから
逆らわない様にしていたの

知っていても認めなければ
真実なんてもの拒めるから

現実を見て誰かを悪者にするより
嘘でも今のままが良いと思った

2010/07/06 (Tue)

[1593] Re:
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やっとの思いで忘れたはずの思い出が
恋しくて懐かしくて貪り付く

飽きる事無く絶望して
動揺して感動して心騙して生きていく

私みたいな人はごまんといるんだろうけど
私があなたをそうする様に
特別に想ってくれたら嬉しい

おかしな錯覚や感覚に支配されてしまうけど
脳味噌は私の物だ

恨んでも僻んでも恋しても愛しても
支配されたりなんかしない

いつだって私の名前を呼んで
いつだって私を必要として
四六時中どんな時も答えを出すから
そうしたとしても私は私の物だ

心だって体だって失ったりしないから
現在(ここ)に居させて

2010/07/05 (Mon)

[1592] 最良の選択
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なにを信じて良いか迷ったら

その時は愛を

信じてみたらどうかな

2010/07/01 (Thu)

[1591] 光と水と
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あなたのいない世界は
まるで廃墟のようにガランとしていて
冷たくおとなしく存在していた

あなたを思う心はまるで
深い海か果てしない空のように
どんよりと広がり
それでもあなたの一語一句に晴れ晴れとし
小鳥の囀りさえ聞こえてくるような日もあった

恋とも愛とも呼べない不思議な感情で
あなたを見つめていた

あなたを恐れるふりをして
あなたを尊敬するふりをして
あなたは私の手の届かない存在なのだと
あなたに教えた

近付き過ぎて
あなたを壊してしまうのは
きっと私の方だと知っていたから
大切に遠ざけて守りたかった

檻に閉じ込めた心を
あなたは取り出そうとしたようだったけれど
あいにくあなたの手は小さすぎた

あなたを想う事で
私はすでにあなたよりずっと強かった

2010/07/01 (Thu)

[1590] 赤い体
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触れたいと思う事

知りたいと思う事

触れて欲しいと願う事

知って欲しいと願う事

それは罪ですか


違う

悲しみですね

2010/06/29 (Tue)

[1589] アバター
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疲れる

電話を一本受けただけで
支えのない空間に一気に放り出されたみたいに
現実に引きずり出される

朝目が覚めたら
PCの前に座って
電源を入れてアバターを着替える

鏡の前に座ってそうするのと
何が違うというのだろう

「本当の私」それってなに?

2010/06/29 (Tue)

[1588] MMO
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上辺だけしか見せてくれない世界は
とてもキレイだよ
優しくて楽しい

外へ出てはダメだよ
みんなおっかない顔して防御してる

本当のあなたがどんな人でもかまわない

本当はそんなに優しい人じゃない
本当はそんなに立派じゃないし
本当はそんなに強くもない
そんなの知ってる

奥まで入る必要ないの

もう散々
見て来たから知ってるの

みんな知ってる
言わなくても聞かなくても分かってる
それ
ルールだもん

外へ出たらダメだよ
優しくすら出来なくなるもの
本当のあなたはこんなに素敵だよ

ここがリアルだよ

2010/06/28 (Mon)

[1587] リスタ
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愛する人に
私を同じ痛みを
知って欲しくない

愛する君が
同じように苦しまないように

愛する君が
私よりずっと
幸せになれるように

あの時捨て切れてしまえなかった
残りの人生のすべてをかけて
君を守れるように

2010/06/28 (Mon)

[1586] その意味
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母さんに一度でも
ぎゅっと優しく
抱きしめられた記憶が
私にもあれば
もしかしたらもっと
変わっていたのかななんて
思ってしまうの

この子がもし
思春期に入って
あの頃の私みたいに
棘を身に纏って私を避けても
私はこの子を抱きしめようと思うの



2010/06/25 (Fri)
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