詩人:ℒisa | [投票][編集] |
大切な者を殺めても
手放したく無かったのは
あなたの存在する未来
ひどく不正解な選択をしていても
あなたのいない世界を思えば
今の世界はきっと幸せなので在ろう
そう
きっと私は
幸せなので在ろう
どんなに重い十字架を背負っても
あなたを失う最期の日までは
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
吐き気もしない悲しみ
この部屋にひとつだけ
命灯して
静に殺めた魂を見送ろう
泣いた後にも夢を見るなら
君の手だけは優しく包もう
病みつきになる様な悪夢
歪んだ心は痛む事はない
どんな天罰が下されるだろう
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
好きだと伝える事で
誰も傷付けはしない
会いたいと伝えても
誰も悲しみはしない
何故こんな簡単な事
まだ難しくて上手に出来ない
ああ
また泣いている
素直な心に
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
心配や同情なんか
してもらっても
事実は何も変わらない
想われてもいない優しさに
思ってもいない“ありがと”を
心配ないよと平気さと
作りたくもない笑顔で…
“ごめんなさい”という
自己満足に
もう良いんだよと許しを与える
意味の無い事にも報われるのはどっちだろう
常識的という台本に習って
当たり前じゃない当たり前
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
どうか私に何も与えないで下さい
そして何も奪わないで下さい
プラスでもマイナスでもない
母に与えられたままの私でいたい
損でも得でもない
当たり前の様に与えられた幸せ
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
心配なのね
私の事…じゃなくて
自分の事がね
確かめたいのね
確認したいのね
納得出来ないのね
聞かなくても解っている事を
何故何度も聞くの
答えが変わるのを嘘でも願っているのね
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
暖かい家で
飼い慣らされた
血統書付のあなたに
ほとんど野良で雑種の私の気持ちなんか解るわけ無い
解るわけないのに
偉そうに
大抵説教かましてくる
血統書がそんなに偉いのか
お手やらお座り出来るのが
そんなに自慢なんだ
そうやって暖かい家の中で
すまして生きてりゃいい
小さい小さい屋根の下で
あぐらかいて
説教していればいい
こっちは1日生き抜くのだって
精一杯なんだ
どうせそんな説教
心でなんか聞き取れない
誰もそんな暇はないんだよ
どうせ解るわけないから
誰もあなたにそう言わないだけ
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
人生の幸せに見合った不幸をください
幸せも不幸も
どちらも長続きしないなら
ちゃんと幸せに見合った不幸をください
あまりに不公平じゃない
幸せの代償を
全部私のお財布で払うみたい
いつもいつもそう
神様
私そんなに
気前良くないよ