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山崎 登重雄 の部屋  〜 投稿順表示 〜


[512] BBS: Re:枯れ木と花
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枯れるのも 君


咲くのも 君


そう


注ぐ温もりは


心から溢れ


心に帰る


全部君のだ


ほら
鏡を見てごらん



2010/07/26 (Mon)

[513] BBS: 桜
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


ぎゅっ!

握り締めた蕾には
希望の色を秘めて

青春謳歌

咲くぞ咲くぞと
体中に漲らせて

桜花絢爛

時来たれりと
競い咲き乱れる

満開の姿は
真の春の到来を明かし
すべてが花となる

一枚の花びらに
想い重ねて愛しみ

一面の花景色に
人生の逡巡を愛しみ

皆息をのみ見上げ
澱みをすべて洗い流す

舞い踊る花吹雪に
降り積もる足元に

やがて輝き渡る若葉に
小さくとも堅固な結実に

喜びを重ねて愛しむ


定め来る孤高の冬を
ただ静かに鍛え

悟りをもって
巡り来る春を待った

必ずの春を
誰よりも信じ抜いて


ゆえに今

全身を奮わせて咲き薫る

さあ!

2010/07/26 (Mon)

[514] BBS: Re:んっ?
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僕にも見えた。



天使の休日

桜の花のひとひらの舞い

なんだか

胸に刺さる



でも…

うん。

君はやっぱり美しいなぁ!

2010/07/27 (Tue)

[515] BBS: 公園
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純粋な幼心のままに

残酷な鬼の役目で

薄目で数え続けている

捕まえたいのは君

視界の隅に姿を追い

夕映えの後ろ髪

翻したスカートの裾

足音の先

茂みに覗く子悪魔な笑み

君が黙って帰ってしまっても

もうすっかり闇に包まれても

やがて朝が訪れても

薄目で数え続けている

ほら夕映えの

真っ赤なままに心に抱いて

僕はここを動けずに

2010/07/27 (Tue)

[516] BBS: Heavy drinker
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注いで
呑ませたいモノ

ワンフィンガーで
トゥーフィンガーで

グラスの底を挿し湿して

注いで
酔わせたいモノ

ステア して
シェイク して

情熱のカクテルを浴びる

遺伝子のオーダー
呑むほどに酔うほどに

ハーフ&ハーフで
フルボトルで

明日に強く残して
この記憶を奪い続けて

2010/07/28 (Wed)

[517] BBS: BEAT
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たった一言で
心拍数が跳ね上がる

一枚の微笑に
心臓が怒鳴り散らしてる

呟き
視線
存在

僕を蘇生させたのは君

こんなに大きな
生きる理由

ずるいよPACEMAKER

寿命を知る度に
残酷な美しさに溺れる

愛し合えるまで
心臓がもたないよ

何度好きになれば
許してくれるのさ

2010/07/28 (Wed)

[518] BBS: Flier
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何が悪いのさ
明日こそきっと
そうやって僕ら
瞬きの合間に

何が悪いのさ
明日こそきっと
そうやって僕ら
羽ばたきを増して

今日は風を生んだ
今日は体が浮いた

立ち止まれば
落ちてしまうような
不安定な空へ
安らげない僕ら

今日は巣から離れ
今日は風と遊んだ

何も悪くないさ
明日こそきっと
そうやって僕ら
逢えると信じてる

今日も君を想って
今日も君を感じた

いつかあの空で
笑顔で唄おうよ

2010/07/29 (Thu)

[519] BBS: 絵夢
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世の中の悲しみ
いともたやすく僕を
打ちのめしてしまう

世界中の悲しみ
なんて背負えやしないけど
こんなにも悲しい

片隅の記憶の深い所に
静かに連れ去られた
僕は生きる弱虫

だけど真っ平御免だ

ねぇ僕に元気をおくれよ
こんな時こそ君の
君の笑顔を真っ先に見たいんだ

2010/07/29 (Thu)

[520] BBS: Re:餞
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あなたに

その日が来てしまったら

そっと

あなたの住む空へ

おはよう と

おやすみ と

繰り返す日々がはじまる

さよなら は

誰かに任せて

わたしは

静かな朝 と

静かな夜 を

あなたと交わす

そう決めているの

2010/07/29 (Thu)

[521] BBS: Re:Joy Toy
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いつかどこかで
立ちすくんでしまったら

そんなときは僕を
思い出してここにおいで

ひまわり柄の封筒の中
君の好きな
猫のマスコット付けて

ブロンズ色の小さな鍵
作ってあるんだ

夢にまで見ている
君の手紙が届くならば

すぐに君の手の中で
猫が笑うよ

いつでもいい
その鍵だけを手に

ここにおいで

僕のおもちゃ箱に
クレヨンがあるんだ

ふたりだけの花を描こうよ

持ってる色だけで十分さ
壁中に枯れない花を
描こうよ

2010/07/29 (Thu)
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