詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
風の詩を
雲の詩を
雨の詩を
太陽の詩を
大地踏みしめる詩を
花の咲き薫る詩を
空に解き放つ詩を
今を噛みしめる詩を
導かれて詩を
染めるように詩を
心織りなして詩を
明日を迎える詩を
詩い続けて描きだす
命を塗り重ね綴る
君への詩を僕は詩う
君への詩は僕が詩う
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恋愛は二種類ある
惚れるか惚れられるかだ
それはつまり
食うか食われるかで
愛しき者ほど
誰かに食われていて終わる
僕もとっくに
あなたに食べられてしまった
ただあなたは
食わず嫌いな人だからね
かじられた心
ぬるい風が撫でるだけ
笑顔の数だけ
甘い歯型が増えてゆく
器用なほどに
あなたをのこして
呆れるほどに
あなたをのこして
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今夜も笑う お前に照らされ
こっちが照れる千鳥足
酔っているのは 否めないが
俺のせいだけじゃないんだから
いい顔だなぁ また惚れる
見惚れた足がもたついて
お前に 見送られて
あぁ 千鳥足
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ハアハアは
年中しているけれど
肝心なドキドキや
キュンキュンが欲しくて
僕はずっと
君に話しかけるんだ
それは僕の心臓がまだ
動いてるのを確かめるため
そうだよ
君で生きてます
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道端で泣いていた
タンポポのたね
雨にうたれて
もう動けない
誰かの想いが夜を越え
ゆっくりと世界がかわる
僕はただ足跡を
今を生きる証を
ポケットに君をつめて
毎日を歩き続けるだけ
あの日泣いていた
タンポポのたねは
知らずに靴底が運んで
僕のそばで芽吹いたよ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
思い出の庭
ああ君が咲く
偽りなき 白
果てしなき 青
恐れなき 赤
終わりなき 黒
心泉のほとり
ああ君が咲く
君は正しい
君は美しい
君は素晴らしい
君に理由は要らない
この人生に
ああ君が咲く
その色に涙は消え去り
その棘に痛みは消え去り
その香りに罪は消え去り
ほらこんなにも君が
君が咲き誇る
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
君のはどこにあるの
その強い眼差しの下
かわいい鼻
噛んでしまいたくなる唇
胸に隠したそれ
右 それとも左
それとも
悩ましいね
スィートなウィッチ
ねぇお願いだよ
僕に押させて
僕だけに押させてよ
だって
僕のは君だから
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
雨粒を写せば星屑が光る
街灯は一等星のように浮かび
車は途切れ途切れの天の川
闇に光を放つもの
繋がらないSHは
心のままに物語を映し出す
タバコを買いにまたぶらり
無秩序に切り抜く風景
指先の火垂るを泳がせながら
道すがらギチギチと鳴き真似れば
台湾栗鼠が木々を跳ぶ
ひとけがないので遠吠えてみたが
これは自爆だった
やって来る毎日
やり過ごす毎日
過ぎ去りし毎日
どこを踏んでも吹っ飛ぶ
可愛い地雷原が僕を包囲している
YOU、元気か?
往復10分のぶらり旅
三本の火垂るを空に放ち
数枚の画像を手に入れた
気付かぬままに涙
僕の闇に輝いてくれる光
いつでも僕のゴールに微笑む誰かさん
どんなにキラキラしてるか
ぶらりぶらり
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
声に声をかさねて
多重録音が描く
深みと癒し
エンヤエンヤで
エンヤラヤ
詰まったときの
歌姫の
母の手に似たヒーリング
思えば恋のプロセスも
好きだよ好きだよ
大好きだ
声に声をかさね合い
恋に恋をかさね愛
君も僕の塞いだときに
母をも超えるヒーリング
縁や縁やで
君がええんや
懲りずに告げる
君が好きだよ