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山崎 登重雄 の部屋  〜 新着順表示 〜


[264] Re:紙ふうせん 〜君がいたから〜
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相性の悪い星だけど
同じ宇宙のステージに

君の光で
僕の光で

神話は誰かが語ればいいさ

そこに光のある限り
見つめる眼差しきっとある

憧れの星であるように

膨らめ 膨らめ
大きな 宙に

輝け 輝け
大きな 宙に

消えるな光いつまでも

2009/12/06 (Sun)

[263] Re:小さな風 〜それから〜
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


かすかな香りで君を感じる

ほら ベッドから立ち上がる瞬間

ほら キッチンに向かって歩いた瞬間

ほら 読みかけのページを開いた瞬間

かすかな香りで僕をくすぐる

この部屋のどこかで…

いや そうじゃない

僕の中で香り続けているんだ

染み込んでしまったんだね

2009/12/06 (Sun)

[262] 彼女の部屋 Re:小さな風
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薄めても薄めても

静かに染み込んでいく

この部屋のどこかで

黙って見ているんだろうな

かすかに

ほんのかすかに香りながら

2009/12/06 (Sun)

[261] 流転詩J TOBACCO
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火をつけて 吐き出して 
灰が落ちていくような 恋

合法の落とし穴 理性の名の下に

あなたの胸の内 ためらいもなく
火をつけられた 吐き出すほどに

落ちて行くわたし 恋なんて
紙切れに縛られて 理性なんて

あなたをこの手で 破いてみたい

手のひらから 紙片が舞い散る
枯葉より渇いた 無音の世界

風に舞いながら 飛びたてれば
行き着く先もあるのだろうけど

火をつけて ほんの暫くの間だけ
何も考えたくない時間が欲しい

合法の落とし穴 分かっているから

チェーンスモーキン あなたを切らさない


握りつぶした空き箱の数だけ

揉み消した吸殻の夥しい呪縛が


くすぶり続けてる あいまいな残り香で

2009/12/06 (Sun)

[260] 流転詩I ANY SEE
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不思議だね不思議だね

人は何かで結ばれて

ある日突然繋がって

なぜか憤然閉ざされて

どこか釈然悩まされて

それは必然受け止めて

そして瞭然結ばれて

僕に起こった人生が

君に流れて行く様で

不思議だね不思議だね

涙も嘘も抱きしめて

笑顔と愛で送りましょう

僕に起こった人生の

全てを眺めて確かめた

辛い過去だけ残してお行き

明るい未来が君のもの

2009/12/06 (Sun)

[259] 流転詩H 距離
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


大人なんだから

いつも そう言い聞かせて
自分の中から出さないで

距離をつくる

そわそわしてるのが

誰から見ても分かるの
わたしの心ジタバタして

だめよ だめよ だめよ

この距離を保たなきゃ
いつもそう 諭してるの

お願いだからいい子にして
いつも そう言い聞かせて

自分の距離 毎日の距離

あなたへの距離 みらいへの距離

あなただけが わたしじゃない
あなた以外のわたしもいるから

わたしを呼んでる誰かもいる
わたしを支える 誰かもいる

距離を壊したら

見失ってしまうあなたがいる

手足をつなぐあなたが
わたしをバラバラにするから

2009/12/05 (Sat)

[258] 流転詩G 自転車
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


風を切って 街に向かって
堰を切って 僕は飛び出す

次の電車まで あと10分

惰性でなんて とってももどかしくて
駅までの下り坂を 足が絡まるくらい

ちからいっぱい こいで こいで

風よりも早く 自転車を操って
ちからいっぱい こいで こいで

突然なんだもん 君が来るから

ホームの中まで 飛び込んじゃうくらい
ちからいっぱい こいで こいで

やっと会えたね おいで おいで

帰り道はのんびり すりむいた足を口実に
君の姿を確かめるように そっと見つめて

からから 空回りは 自転車だけ

押して帰るけど 恋で 恋で

君と一緒に 恋で 恋で…

2009/12/05 (Sat)

[257] 流転詩F うた
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


君は電話でも

君はメールでも

鈴を鳴らすように
ころころとうたう

僕の時間軸を狂わせて

右から 左から
上からも下からも

聴覚で 視覚で

サラウンドで
オールラウンドで

五感にフルボイス

例えば
秋の夜長に虫の音がなかったら

静寂が威圧的で苦痛

君がいない

うたが聞こえないのは

そんな感じなんだよ

2009/12/05 (Sat)

[256] 流転詩E 喉が渇く
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

口をだらしなく開いて
肩で息をしながら何か言ってる

聞き取りにくい
かすれきった何か

… …… …

なるほど
喉が渇いてるんだな?

水? 違う?
んん、あぁ構わない…


首筋に喰らい付き彼女が血をすする

確かに感じながら声を取り戻すのを待つ

言いかけた唇を制して
とりあえず微笑んでから伝えた


俺の番だ

2009/12/05 (Sat)

[255] 流転詩D 過程
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

あくまでも過程における人間関係の考査。

今後の恋愛過程において著しい変化をもたらしたとしても、即座に結果として認識するのは如何なものかと・・・。仮にエンドラインを想定しての恋愛考査を試み、かつ効果的な結果を導き出すために仮想空間における人間の本質や個体のおかれた生活環境にまで配慮をし、また遺伝的要素まで視野に入れてのプログラミングを周到に行なわなければならず・・・。事実上の実施に移行するには今暫くの猶予を賜りたく、今後の円滑なる作業過程を鑑みた場合に被験者も吝かでないと心情を吐露していることも十二分にお汲み取り頂きましてのお話合いを・・・???


それよりもベッドでボディートークしようぜ。

人類はそこから栄えたんだぞ。


おいでハニー。

2009/12/05 (Sat)
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