詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
日は沈みて 心も命も熔ける
また日は昇る 夜は明けるのだ 必ず
されど闇に捕まった 自分の狭い胸中で
もがいているだけだと 知っているが
熔けて 流れて 消ゆ
次第に深く染まりゆく闇の中
手探りで綴る文字は
目に見えず しかしおぼろげに記されていく
形にはなっていない
間違っているかも知れない
でも 記されている事実
まるで 自分の 生き様だ
見えない 何も見えない
多分こうだろう これで良いはずと
文字を連ねていく人生 闇の中で記す文字達
俺の人生 俺の人生 誰の為に 自分の為に?
溢れる言葉達を けして読み返すことはできない
日が昇れば可能だが 今の自分に
明るい日差しは あるのだろうか
読めない言葉 読めない今日 明日
多分 多分と 繰り返す 気力があれば
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