詩人:MARE | [投票][編集] |
喉に詰まる音
聞きたくない言葉
すれ違って消える
潰れた涙
余韻が指す道すじ
拭うほど広がって
塩辛さを確かめながら
傘からはみ出ないように
水溜まりをかわす
どんな騒音も聞こえない
手を 手を
握ることも もう
死に急ぐ心を
身体が支えていた
もう少し歩こうかな
空が泣き止んだ
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見た目なんて
結局
飾りでしかない
本当の君は
君の中にしかいない
会えない理由は
結局
僕が決めている
君の気持ちを
決め付けている
夢にしない
いつでも
そう
いつでも会いに行ける
奪いされる
君の中の君を
幻想を突き進み
君の中の君を
今から奪い去ろう
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波は
砂と僕を
連れていきたそうに
風は
砂と僕を
触りたそうに
仲が悪そうな
昼と夜でも
欲張りな太陽に
かじられた月の
細い輝きを眺めれば
繋がりは消えないと思える
たとえ朝陽がぎこちなくても
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煙にむせて
動けない自分と
動かない空に苛立ち
通り過ぎる人を横目に
大切な人に八つ当たりをして
言葉に意味はなくて
わがままに
君の笑顔を求めて
未来より
過去より
今なんかより
空想の世界が好き
どちらにしても
君といるあいだだけ
空想の世界にいるみたいだから
こんな最低な僕でも
幸せになれる
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風が好きな
帽子が
今にも飛びそう
しっかり捕まえて
君のもとへ
孤独が独り歩きして
分かれ道つくっても
大丈夫
方角は間違いない
方角は間違いない
風が好きな
袖が
訴えている
腕を通して
君のもとへ
生まれた時から
人間を演じてる でも
大丈夫
方角は間違いない
方角は間違いない
草がなびく
髪が揺れる
変わらなかった景色に
艶がでてきた
もうすぐ
あともう少し
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もう見えなくなった
ひこうき雲
残された雲の上を
走っている
永遠がないことを
知っている
僕は君との思い出作りを
焦っている
永遠がないことを
知っている
タイミングはわからない
でも別れはしっかり待っているだろう
だから焦ってしまうのか
ただ永遠を本当に信じていたら
ここまで思い出は作れなかったと
心の底からおもっている
もう見えなくなった
ひこうき雲
残された雲の上を
走っている