詩人:MARE | [投票][編集] |
瞼を走る機関車の様に
君を強く抱きしめて
夢から破り出た気持ちだけ
曖昧な世界で伝えるよ
電池切れの携帯握って
帰り道忘れてきたって
君の隣でもどかしく
空を眺めながら
薄い手の平は
うつむいた景色に被さって
雲が溶けるように
涙でふやけたよ
これから始まる
演奏に
待ち焦がれた
僕のストーリーを…
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闇の中の夢を
曖昧に持ち込んで
肝心な事ばかり
探し過ぎて
君でいっぱいなはずの
頭の浴槽に
僕には似合わない
油色を足し続けた
目やにを溶かす
涙の訳は
あくびだって知ってるけど
君のせいだと
決め付けた朝方
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子供達の泣き声
森の果ての砂漠
表情のない生き物
根本の神は不在
ゴミの引越
宗教と偽善的殺戮
全員と間接呼吸
真っ赤な未来
それでもいつも
夢は瞼の裏に
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ライオンは
自分がライオンだと
知らない
から
ライオンと呼んでも
振り向かない
犬は世渡り上手
名前を付ける支配
犬は私を
どう支配しているのだろう
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それは
なにかのつもり
こだわりを強要するの?
とってつけたあなたの言葉は
昨日テレビで聞いたのよ
あなたが思うことを話して
そうすれば
名前で呼ぶことが出来る