詩人:MARE | [投票][編集] |
チヤホヤされない少女は
美人になる薬を飲んだ
彼女は一生孤独に生きた
チヤホヤされる少女は
女を愛さない国へ行き
本当の優しさを知った
文句ばかりの少年は
想い通りの場所を見つけた
今も彼は文句を言っている
嘘をつく正直者の少年は
嘘の嫌いな町へと引っ越して
本当の嘘つきになった
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僕だけは
時間が止まっている
立ち止まったんだ
人の流れ
僕をよけていく
立ち止まったんだ
人ごみが透けて
僕から離れ行く
君を見ていた
遠くへ行くんだろうな
僕の知らない遠くへ
雨は君の方から降り始めた
濡れるアスファルトが
僕に近づくにつれて
君がいなくなると知ったんだ
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振り返るしぐさが可愛らしい
足音を合わせて
君と一緒に
山にかじられた夕日
一つになれた気がした
涙のオレンジ
暖かいね
影もそう
踏み続けて
どんな形か言い合って
川に投げた
あの石だって
染みた色が
僕たちを癒す
手を伸ばしたら
雲が握手してきたよ
君のところまで
嗅いだ鼻先
髪の毛彷徨って
目をつむったら
隣りで寝てるんだよね
足音
足音
誰のかって
そりゃ僕と君だから
合わせて
合わせて
気がつけば
空を飛んでる
振り返るしぐさが可愛らしい
涙のオレンジ
奥で 遠くで いつまでも
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太陽の周り
僕は廻り続ける
太陽から遠ざかれば
寂しくて見えなくて
太陽に近づけば
暖かくて明るくて
時々彗星がやってくる
明るくて不思議な色
近くで見たくて吸い寄せて
月になればいいのになんて
僕の大きさじゃ寄ってくるかな
不思議な色した彗星
僕は廻ることしかできない
いろんな色の星が廻ってる宇宙で
廻り続ける僕の心
太陽は夢そのもの
太陽を見続けながら今日も廻る
心は宇宙
気まぐれな彗星と
夢を廻る僕たちの
広い広い場所
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真実より
嘘のままで
言葉より
声が聴きたい
笑顔より
涙が見たい
遠くより
近くにいたい
希望より
温もり
明日より
昨日のままで
痛みを癒せるのは
涙だけだよ
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電線に群がる
鳥を眺めていた
踊る木 歌う風
明日はどこで
奏でるのだろう
平らに伸びた道
へばり付く僕の上
啜り泣き 風船は空色
腕を羽根にした
鳥は寄り添って
Please expand the wing.
If you are "Earthbound bird"
影が伸びても
願い続けて
Let's make the bird envy it.
君を抱きしめよう
この腕が有る限り
自転車をこいで
追い掛けている
あの月 オーケストラ
今日も明日には
次の昨日なんだけど
Please expand the wing.
If you are "Earthbound bird"
電線はもう
寂しく佇んで
Only the shadow was made it
鳥の行く先を
辿っては絡まって
君はもう僕の
居場所になっていた
帰り道はもちろん
覚えているよ
Please expand the wing.
If you are "Earthbound bird"
影が伸びても
願い続けて
Let's make the bird envy it.
君を抱きしめよう
この腕が有る限り
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瞳の中は夜の色
街灯に映える
君の姿が愛おしい
記憶の中に聞こえる
君のささやき
僕の耳をくすぐった
この部屋に君がいる
瞳を閉じて
街灯を探せば
この部屋に君がいる
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言葉は花びらとなって
一枚 一枚
心を飾る
歌に乗せて
飛ばす花粉は
優しい吐息
どうか待っていて
その場所で
どうか待っていて下さい
次の季節に迎えにいきます