詩人:MARE | [投票][編集] |
波は
砂と僕を
連れていきたそうに
風は
砂と僕を
触りたそうに
仲が悪そうな
昼と夜でも
欲張りな太陽に
かじられた月の
細い輝きを眺めれば
繋がりは消えないと思える
たとえ朝陽がぎこちなくても
詩人:MARE | [投票][編集] |
見た目なんて
結局
飾りでしかない
本当の君は
君の中にしかいない
会えない理由は
結局
僕が決めている
君の気持ちを
決め付けている
夢にしない
いつでも
そう
いつでも会いに行ける
奪いされる
君の中の君を
幻想を突き進み
君の中の君を
今から奪い去ろう
詩人:MARE | [投票][編集] |
喉に詰まる音
聞きたくない言葉
すれ違って消える
潰れた涙
余韻が指す道すじ
拭うほど広がって
塩辛さを確かめながら
傘からはみ出ないように
水溜まりをかわす
どんな騒音も聞こえない
手を 手を
握ることも もう
死に急ぐ心を
身体が支えていた
もう少し歩こうかな
空が泣き止んだ
詩人:MARE | [投票][編集] |
遠い光に
眩しがっていては
近くの光なんて
とても見れない
遠い音に
怯んでいては
近くの音なんて
とても聞き取れない
何を探しているのか
何を確かめているのか
色鉛筆の色の種類
それだけで
どんな絵が描けるのか
迷い戸惑い
それでもしっかり
僕を掴んでる
どんな形でも良いなら
僕は側に入れる
いつだって未来はある
いつだって未来はある
詩人:MARE | [投票][編集] |
約束は運命じゃない
だから破るときもある
未来は変わり続ける
過去を振りかざすあなたに
私の未来を握る権利はない
諦めない
未来の私はまだ諦めていない
詩人:MARE | [投票][編集] |
時計の音は変わらない
何時に消灯しても
夕焼けより彼女は
朝焼けが好き
夜を嫌う彼女は
青空が好き
電話を切る時間が
いつもより早い今日
時計の音は変わらない
何時に消灯しても
窓が光り始めて
好きな青空だろう
僕はカーテン閉じて
隠れて眠った
君に送ったメール
待ち続けている今日
時計の音は変わらない
何時に消灯しても
時計の音は変わらない
何時に消灯しても
いつもの夜も
いつにない朝も
時計の音は変わらない
何時に消灯しても