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ずっとずっと前から
欲しいと願った未来は
今も手に
入らないままだけど
相変わらずあたしは
こんなにマイペースで
立ち尽くすことの方が
多いのだけれど
少しくらいは
強くなれてるのかな
そんなこともいつかは
わかるようになるかな
あたしはマイペースで
いいのかな
いいよね、
急いだって
見落としてしまう
だけだから
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結局それしか
できなくても
誰にも否定は
してほしくない
精一杯
君を愛してたことまで
否定されているみたいで嫌
誰にも解ってもらえなくたっていい
君にも解ってもらえないかもしれないって
だけど別に構わないことを
あたしは
言い訳の様に唱えてる。
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叶うことのない願いも手の届かない世界も
もぅ嘆きたくはない
貴方と居られること
それだけ他に何があるの?
愛し愛される事に
理由なんて要らない
今貴方と同じトキを生きてる
それが私だから
slowpaceなトキを感じて
笑顔を増やしていきたい誰にも作れない世界で
透明なままの
私を見ていてね
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1から
2に行くのは簡単
そぅ言って
痣を圧す
膿を溜め込んで
肥大した心
患っても患っても
痛いと言わない
もんだから
何も見えなくなるんだ
枷を外しても
外の世界を
知らない君は
この左目の視界を
どうか無くしてと
僕に乞うだろう
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腹が痛いと嘆いては
花火の後にも近づけず
たった一度きり
夢を見せてくれるならば
ねぇ
あたしを一番
幸せにしてよ
この指が壊れる頃
貴方の指で壊される
滴る水は愛の水
吐息は上手く
交じるかしら?
焦ったって
いつも
見えるのは偽りだけ
手首が痛い
長く紅いミミズのよう
ミミズとは違う頬の赤みを
貴方は大変に愛しく思って
口づけは
一度じゃ足りないの
夜は長いようで
あっとゆーまに
二人を喰らう
シーツのシワも
濡らしたシミも
口走るのは
同じ呪文
ほーらほら
ここまでおいで
猿ぐつわも目隠しも
あたしにはまだ
必要みたいだ
夏の終わりの
線香花火
あたしは今年も
ミミズ腫れ
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長い針と短い針は
睨みつけても怯まない
足首の動きを見かね
あたしの躰で
軽快に遊び始める
白濁していく
躰と瞳
溺れる者は
藁をも掴む
冷めた言葉を
引っ張りだして
もっともっとと
欲してみたり
黒い瞳のもっと奥
あたしの色で
汚してみたい
次のステップ
いち早く踏み始め
あたしはまだ
目を覚まさず
長い針と短い針を
愛を纏って寄せ返す