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メイの部屋


[53] ハッピーエンドのむこう側
詩人:メイ [投票][編集]

春にはサクラの並木道
散りゆく花に手を伸ばし

夏には潮風香る海岸沿い
寄せては返す波音聞いて

秋には落ち葉の絨毯の上
去りゆく落ち葉に
さよなら告げて

冬には銀世界の中
幾千と舞う粉雪見上げ

四季は巡り巡って
またふりだしへ
そして今でも君は僕の隣

初めてつないだあのときに胸に誓った
いつまでもこの手を
離さないと

神様見ていますか?
僕はあのときの誓い
今でも守れていますよ

汗ばむことばかり気にしてつないだ君の左手
あのときから見れば
初々しかった二人も
少しは大人になれたかな

くだらないことで
大笑いして
些細なことで大ゲンカ
仲直りのときには
二人で大泣きもしたよね

今ではかけがえのない宝物

寂しいときには
抱きしめあって
悲しいときには
傷を舐めあい
苦しいときには
励ましあって
嬉しいときには
喜びあった

すべてを二人でハンブンコ
すべてがあるから
今があるんだ

これからもこの手
離さぬように
歩幅そろえて歩んでいこう

『永遠に愛してる』
『いつまでも二人で』
『ずっと一緒に』
なんて今更恥ずかしくて
言えないけど
いつもそう思っているよ

君も同じだといいな


そんな道の途中
行く末の幸せ祈って
心のなかでつぶやいた

僕についといで。

導いてあげるよ。

ハッピーエンドの
むこう側へと。

2005/01/30 (Sun)

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