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栢徠の部屋  〜 投稿順表示 〜


[151] 愛し君へ
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僕の事は忘れてくれ
君と僕の幸せは別々の場所にあるんだよ
さぁ、歩き出そう僕達の未来へ

あの日の想いはまだ僕の胸の中の中にある
でもあの日とはもう違うんだ

僕の事は忘れてくれ
それでも、もし思い出す事があったなら
あの優しい歌を口ずさんでくれないか?
君が微笑みながら歌った歌を

君を愛した想いに偽りは無いんだ
だけど気づいてしまった
僕では君を幸せに出来ないと……

僕の事は忘れてくれ
それでも、もし出逢う事があったなら
「久しぶり」と笑いあいたいと思うんだ
これが僕から君への最後の願い

2007/07/20 (Fri)

[152] それは幼き日
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屈託も無く笑いながら、お互いの想いを言い合えたあの日
今はすごく懐かしい

今は周りに気を配りながら
ただすれ違うだけの毎日
どうしてこうなってしまったのだろう


繋いでいた手が離れた時
きっと私達は別々の道を歩み出したんだ
お互い同じ道を歩いている気になっていた

すれ違いざま私に微笑んでくれるあなたが好き


約束を覚えてる?
小さな小指を絡ませた
遠い未来への約束

それは幼き日
私達がまだ同じ道を歩いていた時代

2007/07/21 (Sat)

[153] 見えない花
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スズラン咲いた
小さな花が

スズラン揺れた
白い花が

スズラン咲いた
スズラン咲いた

でも誰にも見えないの

スズラン揺れた
スズラン揺れた

でも誰にも見えないの

どこかで咲いた
スズラン咲いた
どこかで揺れた
スズラン揺れた

誰にも見えない楽園で
スズラン咲いて
スズラン揺れた

2007/07/22 (Sun)

[154] 帰って……くるよね…?
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久しぶりに帰ってきた君は後ろ足を痛めていた

キチンと座る事も出来ない君は少しごはんを食べた後、再び歩き出した

私の視線に気づいたのか振り返った君は

微笑んだ気がした…


慌てて外に出たのに君はどこにも居なかった……


嫌よ……やめてよ……
どこへ行くの……
やせ細って……
ボロボロじゃない……

君の微笑みが
『ありがとう』
『さようなら』
そう言った気がした

嫌だ……嫌だ……
帰って……きてよ……
嫌だ……嫌だ……


君の鳴き声が聞こえない………

2007/07/27 (Fri)

[155] ストレス社会
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いつもは乗らない満員電車
いろんな臭いが混ざり合って息が出来ない
たった数分の乗車で息が詰まる

ストレス社会と言われるのも頷ける

2007/08/02 (Thu)

[156] 寂しさを言葉にできたなら
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寂しさを言葉にできたなら
少しは胸の痛みは消えますか?

言葉にならない寂しさは
私の胸を締め付ける
形の無い拘束具
鍵はどこかに落としたの
振り向いても見つからない
小さな小さな銀の鍵

寂しさを言葉になんて出来ないの
胸が締めつけられるだけ
時間は癒やしてくれないわ
胸の拘束を強くするけだけ

寂しさを言葉にできたなら
あなたは私を抱きしめてくれますか?

2007/08/04 (Sat)

[157] 蛍火
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夜空に近く飛ぶ
数多くの蛍火に誘われて
歩き出すは夢の国

優しい夢の案内人
蛍火を連れた優しい人影
誘い誘うは夢の国

蛍火に誘われて
優しくもせつない夢の旅

忘れたはずの
遠き日に
誘い誘う蛍火の
優しい光が
切ないの……


今夜も蛍火に誘われて
夢の旅路へ向かうだけ
あの日はもう
夢の旅でも戻れない……

2007/08/06 (Mon)

[158] 忘れた…慣れた…筈だった
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一人で居ることに慣れすぎて
人と共に居ることが苦痛になった

顔に浮かぶのは精巧に作られた笑み
心に行き渡るは痛みを伴う悲しみ

来ないで……
もう、忘れたの
『寂しい』なんて感情

それでも寂しいと感じたのは
君の笑顔が優しすぎるくらい優しかったから

2007/08/09 (Thu)

[159] 線香花火
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それは儚く小さな光

私が贈る
あなたの送り火

一本の線香花火に思いを込めて

落ちる事無く消えた儚い光
去年は二人で見ていた優しい光
あなたへの送り火にピッタリでしょう?

光の消えた線香花火を手に持って
満天の星空を一人見上げた

2007/08/16 (Thu)

[160] 見えないものを見ようとしていた
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見えないものを見ようとして
暗闇の中、瞳を閉じた

何もない闇の中で
微かに見えるは音の無い雨

見えないものを見るために
微かな希望と共に瞳を閉じた

どこまでも続く闇の中
優しい君の笑顔を闇の中で探す

2007/08/17 (Fri)
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