詩人:栢徠 | [投票][編集] |
私は歪み、捻れている
知ってる
そう思ってた
でも知らなかった
私の歪みが他人を傷付けていた事を
私の捻れが亀裂を生んだことを
私の歪みが捻れが私自信を追い込んでいた事を
でも何より知らなかったのは
私が歪み、捻れていた事だった
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電車の空席が多くなった
駅で降りる人が少なくなった
自転車置き場に空間が出来た
上の教室からの音が聞こえなくなった
廊下で先輩とすれ違わなくなった
それは小さな変化
なのに・・・・なんでこんなにもの悲しいんだろう
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素直になれない私達はいつも背中合わせ
正面から向かい合うなんて出来ない意地っ張り
だけど
気持ちは背中から伝わってくる
素直になれない私達の
相手に伝えたい素直な気持ち
「ありがとう」
「大好きだよ」
いつか、素直にちゃんと伝えるよ
それまで私達は背中合わせ
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知ってる筈だった・・・・
『家族』 『友情』 『平穏』
『日常』
どんな事にも不変など無いと知ってる筈だった
そんな知ってる筈の事を知ったのは
全てが最悪の形で変わった時だった・・・・
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真っ暗な闇の中にいた
あぁ、これは夢だ
そう思った瞬間君が私の前に現れた
君は何かを言った
けど声は聞こえなくて・・・
私が聞き返した瞬間目が覚めた
目覚めの原因となった携帯電話に出る
そこで君が逝った事を知った
携帯から聞こえる声を聞き流しながら君の口の動きを思い出す
確かに君の口はこう動いてたんだ
『さようなら』と・・・
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私は『彼女』じゃない
私は『彼』じゃない
私は『あの人』じゃない
私は『母親』じゃない
私は『父親』じゃない
私は『姉』じゃない
私は
『君』
じゃない
私は『私』
私以外の誰でもない
お願い
私を、見て?
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4時間目は国語表現
先生は一生懸命説明してるけど
私は知ったこっちゃない
恥ずかしいがさっきからお腹がなってるんだ
これが終わればお弁当
・・・・授業が終わるまで後5分・・・・
詩人:栢徠 | [投票][編集] |
ある時は真っ暗な闇の中で当てもなくさ迷い歩いていました
するとどこかで私を呼ぶ声がありました
ある時は一人で森の中にいました
するとどこからか私を呼ぶ声がありました
ある時は草原の中で寝転がっていました
すると誰かに呼ばれました
私を呼ぶのは誰?
目を開けると
あなたが笑いながら私を見ていました
私を呼んでいたのはあなただったんだ