ホーム > 詩人の部屋 > 栢徠の部屋 > 新着順表示

栢徠の部屋  〜 新着順表示 〜


[177] ただ漠然と
詩人:栢徠 [投票][編集]

学校辞めたい
とは思わないけど
なんでここに居るんだろう
とは思う
 
それは漠然な疑問で
答えはすぐ近くにあるのに
答えはとても遠くにある
答えはもう解ってるのに
答えはまだ解らない
 
疑問はある
疑問はない
答えはある
答えはない
もう解ってる
まだ解らない
 
ただ漠然と頭の中を駆け巡る
君は、自分の答えを見つけましたか?

2008/05/09 (Fri)

[176] 時流れて、桜舞う
詩人:栢徠 [投票][編集]

ふと気が付けば
桜は満開の季節を過ぎていて
強い風に揺れる枝から
花びらが舞っていた

もう、入学式は終わった筈だ
君はここに居ない
それは君が選んだ道

まだ、入学式はしていない
私はここに居る
それは私が選んだ道


電車を待つ私に届いたメール
真新しいスーツに包まれた君
いつもの笑顔でそこにいた



誰も居ない駅のホーム
時は流れて、桜が舞った

2008/04/12 (Sat)

[175] 「愛してる」
詩人:栢徠 [投票][編集]

暗闇の中、あなたの声が聞こえた

「愛してる」

暗闇の中、遠くに見える懐かしい後ろ姿
泣きながら追いかける
追いかけても、追いつかない

ただ暗闇の中あなたの声だけが響く

「愛してる」

私の嗚咽は音にならずに消える
力尽きて座り込んで
距離の変わらない愛しい後ろ姿を涙に濡れる瞳で見つめる

「愛してる」

あなたの声だけが響く
私の声は音にさえならず暗闇の狭間に消える

「愛してる」

その言葉が呪いの言葉に聞こえた
その声が恨みに満ちた声に聞こえた
耳を塞いで、頭を抱えて
いつしか、暗闇の中で私の嗚咽だけが聞こえた

2008/03/21 (Fri)

[174] 
詩人:栢徠 [投票][編集]


大きな虹を見つけたら
その足元へと走っていこう
そこにはきっと
あの頃忘れた夢がある

大きな虹の足元へ
行きつくことが出来たなら
そこにはきっと
大切な思い出が眠ってる
  
大きな虹の上に乗り
空を歩いて渡ってみよう
そこにはきっと
たくさんの笑顔が君を待っている
   

忘れないで?
大きな虹は心の中で
君が来るのを待っている

夢と想い出、笑顔を持って
君が来るのを待っている

2008/02/21 (Thu)

[173] 不器用
詩人:栢徠 [投票][編集]

僕らはとても不器用

好きだよも
愛してるも
伝えられない伝わらない
君の中の言葉を見つけられず
僕の中の言葉を形に出来ない
なのに愛されたいと願う

これは僕らのわがままですか?
愛し方はわからない
でも愛されたい

不器用な僕らはただ愛されたいと望む
なのに言葉を口には出せないから……

暗闇の中
君の手を探して
離れないようにと
手を繋いだ

2008/02/12 (Tue)

[172] 寂しくて切なくて
詩人:栢徠 [投票][編集]

寂しい
でも何か違う

切ない
何か足りない


寂しさと切なさを混ぜ合わせて、ぐちゃぐちゃにして
そうして出来た混沌としている私の感情

真っ黒になって
真っ暗になって
どこまでも沈む

寂しくて切なくて
いつの間にか、泣けなくなった

2008/01/13 (Sun)

[171] いつかまた逢える日まで
詩人:栢徠 [投票][編集]

キミの優しくて寂しげな笑顔を見て
遅すぎる『ありがとう』を告げる

本当はもっと早くに告げなければならない事わかってた

告げる事が出来なかったのは僕が弱いから
『ありがとう』は『さようなら』
告げる勇気なんて持ってない

またキミと手を繋いで歩ける時代が来たら
もう一度キミに愛を誓おう

キミを愛せて幸せだった
キミに愛されて幸せだった
さようなら
僕の愛しき人よ

忘れないで
もう一度キミと出逢えるその日まで
僕は誰よりもキミを愛してる

いつかまた、キミと手を繋いで歩けるその日まで

2008/01/10 (Thu)

[170] テーブルの上のプレゼント
詩人:栢徠 [投票][編集]

去年、渡せぬまま手元に残ったプレゼント

テーブルの上、小さいながらも自己主張しているそれは
まるで僕を嘲笑っているかのよう

大きなツリーの下で笑うキミ
イルミネーションで見えるキミの笑顔が胸を締め付けた
ポケットの中、プレゼントの隣
勇気の無い僕の右手が拳を握った

イブの夜
誰かに呼ばれている気がして
キミと見たツリーを見に行った
ツリーの下、振り向くキミはやはり笑顔で……
僕はキミの笑顔で泣きそうで……

リングの光るキミの手を握り
いつまでも変わらぬ
永久の愛をキミに誓った

2007/12/26 (Wed)

[169] 人形 マリオネット
詩人:栢徠 [投票][編集]

ねぇ、知ってた?
私ね、あなたの事大好きなのよ?
だってあなたは私の大切な半身だもの

でもね……愛してはいないわ
だってあなたは私の半身である前に


私の大好きで大切な
人形だもの



ねぇ…聞いてる?
今度はヒモは切れないわ
マリオネットは操る人間が居なきゃ何も出来ないものね……


さぁ、今度は何を踊る?

終わりへのワルツでも踊ってみたい……?

2007/11/07 (Wed)

[168] 空、嫌になるほど青く
詩人:栢徠 [投票][編集]

冷たい風が吹き抜ける
君が居ないのに世界の動きは変わらない


もうすぐ、冬になるよ
ねぇ、君はいつ帰ってくるの?
あぁ、初雪が降ったらだっけ
初雪は、いつだろう


見上げた空は
嫌になるほど青く澄んでいた

2007/10/27 (Sat)
207件中 (31-40) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 21
- 詩人の部屋 -