詩人:栢徠 | [投票][編集] |
一人佇むあなたを見て
こんなにも愛しいと想うのはなぜだろう
夕日の中一人佇む人影
何をしているの?
何を思っているの?
あなたは、ダレ?
何かを耐えるように
何かを守るように
けれど
大切なモノを失ってしまったかのように
一人佇むあなたはダレ?
顔を上げたあなたは私に気づいたのかゆっくりと顔を私に向けた
この泣き出したい気持ちは何なのだろう…
この笑い出したい気持ちは何なのだろう…
それは偶然なる邂逅
しかし
それは必然なる邂逅
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お願いです
泣かないで下さい
これから先の未来
辛い事があるかもしれない
悲しい事があるかもしれない
でも、笑顔を忘れないで下さい
辛い事や悲しい事があるように
嬉しい事や楽しい事も沢山あります
楽しい時間が終わりを告げるように、悲しい時間も終わりを告げます
だから、生きて未来を見つめて下さい
例え、あなたの隣に私が居なくても良いから…
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私はどこに向かって歩いているのだろう……
周りは光に包まれて何も見えない
ただ足を進めるだけ
唐突に思い出した
私がなんでこんな所にいるのか
それと同時に目の前に一際大きな光に包まれたあなたが居た
あなたと共に居るのなら私は死など怖くない…
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もうそこに、私の居場所は無いんですね……
あなたの瞳の中には私は居ないんですね……
もうあなたに私の声は届かないんですね……
もしかしたら、あなたの記憶にも私はもう居ないのかもしれません
私は遠くから幸せそうなあなたの背中を見つめるだけ…………
さようなら
最期に残ったのは
たった一滴の
流れる涙だけ……
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ねぇ、私を見て?
ねぇ、私の声を聞いて?
ねぇ、こっちを向いてよ
ねぇ………
ねぇ…あなたの隣は私の居場所じゃなかったの?
私ハモウアナタノ瞳二ウツラナイノ?
アナタハ私ヲ見テクレナイノ?
私二話シカケテクレナイノ?
私ハモウ……イラナイノ?
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置いていくのと置いていかれるの
どっちの方がツラいのかなーー
久々に聞けた君の声は誰に向かってでもない言葉
私は何も言えず、ただ黙っていた
きっと置いていかれるのと同じぐらい置いていくのもツラいのだろう
でも、今の君にはその言葉は届かない
置いていかないで
置いていかないで
残してしまってゴメン
残してしまってゴメン
心の闇は、はれない
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間違わずに進める道なんかない
道筋なんてない
失敗して、つまずいて
悩みながら一歩ずつ歩いて行くしかないんだ
自分の足で歩いていくから
自分の人生なんだよ
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それは何本にも分かれている道
地図も道しるべもない
先の全く見えない道
歩きながらも分かれていく道
時に人を傷つけ
時に人に傷つけられ
今にいたる
自分の望む世界に
自分が望む優しい世界に最短の道筋で辿り着ければ良いのに
そう思うのに
道の先は見えない
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いつもの様に駅前の時計台で待ち合わせ
遅れてやって来たあなたは私を抱きしめた
「こんな処にいた…
こんなすぐ近くにいたんだ……
ようやく、みつけた…」
私には言葉の意味も流れる涙の理由もわからなかった
だから、私は抱きしめかえして言った
「私を見つけてくれてありがとう」
ようやく私達はお互いを見つけた
きっと沢山の他人の中で私の事を捜してくれるのは当たり前じゃないんだね
きっとそれを人は「愛」や「恋」と呼ぶんだろう