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カナリアの部屋


[124] 夏の終わり
詩人:カナリア [投票][編集]

いつしか貴方を
貴方様を
それはそれは
愛おしく思うようになりました

あれは夏の終わり
蝉達が
もう少し生きたい
と唄っておりました

それと同調する
懐かしいメロディが
耳の奥で響いているのです
消して調和はしない
言魂ですが

彼等の叫びに掻き消される様に

私はいつしか
死にゆきたいと
唄っていたのでございます

貴方を
貴方様を
愛おしいと想うがあまりに…
夏の終わりの
切なさに
胸がはち切れそうなのでございます

2006/09/03 (Sun)

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