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雪 刀寿の部屋  〜 新着順表示 〜


[323] 目に見えない 傷
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

夜中に ムード出して、 音楽を奏でる

目に見えない熱
聞こえない うめき

傷は、ぐさり 深く、広い


傷つけた人は、 同じ痛みを 持って 生きている


はっきりとは 感じられない 
     鈍く 長い 苦しみ


黙って、肉体の中に 閉じこめ続ける 悪夢


ずーっと、ぐっと 唇を噛みしめ
泣ければ、少しは らく だけど、
泣けもしない  冷たい気持ちで、ぼう然と立ちつくす……

こみ上げてくる涙を隠し、  深々と うつむいた影

話し合おうよ
また、
傷を癒すために
ねぇ

2010/01/30 (Sat)

[322] 優しそうなエメラルド
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横顔
うつむいた みつばちの花嫁

優しく してくれそうで、
つらそうで、
励まし合えそうな、 一緒の 歩き友だち


初恋 ・・・・ いいもんだね


まだ、
あどけない あおい身体の 寂しさを 深く 強く
分かってくれそう だから

思い出せ
心からの恋人は、どんな出会い?
まっすぐ、朝日を背に、バス停で息を吹きかける 白い歯がこぼれ、クスリ笑い

思えば思うほど、好きな色 ピンクの歯ぐき

今 なにしたい?
胸のケーキを焼いて、甘くささやく春風を迎えよう

悲しみは、海色
苦しみ、にがみは、山の肌色

眠りのそばで、コックリうなずく、とろけ声

そのぶん、笑顔も深くなるね
とくに、君の前では

2010/01/23 (Sat)

[321] 昔の自分
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小さい頃の あたし に そっくりな こどもに出会った
海岸で母親と遊んでた

見事に 傷ひとつない 丸い顔と頭で

きゃしゃな声は澄み切ってた
       胸の中で ゆるやかに 数十年が過ぎた
その後 ついた傷だらけの心が 泣いて、鳴いて、 わめいて

ひとしずくの思いを落とす ・・・ なぜか、あり?ガットゥ

2010/01/19 (Tue)

[319] 
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

昔は、外に出れば 闘いが待ってた
身構えて 緊張感の中で 昼を過ごした


最近では 自然と共生が唱えられ
グニャグニャの骨で 人は こんにゃくみたいになってしまっている
情報社会で 責任が分散し、何でもありの世は、カオス


人間界の中には、死と生が混在し、宇宙規模スケールの生活

詳しい写真、細かいビデオ、素早いニュース



でも、 ざつ で 投げやりな いい加減な自由 には 腹立つだろ?
言葉を言い放つ くせのある 洋風・日本語も NO!


ゆっくり丁寧に 骨を入れて暮らしたい

危機感におびえる人類の姿は、日頃からの 心を入れた動き不足

骨身にしみる呼吸をし、純粋な空気を吸って吐いて、生きていきたいもんだ






2010/01/10 (Sun)

[316] 華華さんとのコラボ作品A
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「白光ファンタジー」

今宵は クリスマス

赤服サンタと、赤鼻トナカイは 大忙しで、街を駆け回っている

君の元へも きっとくるだろう
あたたかな ハートのプレゼントを持って

心にポッと灯を灯すような、ホットなプレゼントは 何かな?


サンタは、君のおでこに、フィンガー・キッスを くれるはず

君だけの クリスマス
君だけに見える、ハート・プレゼント

君だけに、君だけの メリー・クリスマス


それは、ホワイトとクリームの 恥じらい結婚
何を描いてもいい、白紙の 詩語りペン
ややっと、夜空に、頭のてっぺんを とんがらせて、書こう

それで、今、食べたばかりの
白く光る ケーキの残りが、
くちもとに 甘ずっぱく 香るんだ



寝てたら、星空バスに招待され、春へ一緒に、ずーっと行ってくれる
ぐっすり眠って、夢から 覚めない

そして・・・夢色は、ファンタジーにカラフル
ゆるやかに 揺れて、はねて、はずもう!

そよ風 ハミング・くすぐり が、ホッペを なでるまで


君のうれし涙は、乾かない 温泉スチーム
思わず、温かく、笑顔を広げて しまうだろう

素敵な、素敵な ハート・プレゼントは、太陽のくすぐり
春が早く訪れる 約束は、どんと来い、 したよっ



さぁ
今宵は聖なる夜  クリスマス

夜空を見上げて
吐息をもらしながら 願いをかけてみよう

君の欲しい ハート・プレゼントは なにかな?
サンタのおじさんに 教えておくれ

話し合いを、うずうず、したくて、待ってるからねっ
あれも これも、 でも  いいじゃない か
願いを かけて みよう

                  ラブ!

2009/12/22 (Tue)

[313] 今日が愛
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あかい夕ひを 見送った
今日が、 愛の ・・ 君との 出会い・びより

ただ、二人の火が ふつふつ 燃えて いて 欲しい

ずぅ〜っと ・・・・・



カレンダーには、ハートの鼓動を、楽譜にして

トランペットが高らかに、 舞うラブを、 悲しみに負けない! 胸で 歌って、
行進マーチが、階段で、冬の青空の 雲まに登る

そう、この、うれしさ

はじけて、はずんで、はねて、飛べ!


君が、鳥の身代わりになって、鳴く音 ・・・ 風が春を呼ぶ、うれし涙の あわ雪の舞い

   こごえた氷の こなが とけて、 くやしい気持ちもメロメロにダウン



    きっと初日の出は、 君が喜ぶ 笑い声の吐息の、白ピンク だろう



2021/07/04 (Sun)

[308] 輝く白い季節に
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暖かい白が
ぼくの くらい影を 光らせ

 愛を そっとほとばしらせて欲しい

君の指のはらの、淡い声で


パールのような、雪肌
その横顔の ほてりが、
急行列車の 悲鳴で 飛ぶ 夜


熱いホワイト
命を飛ばし、人々は急ぐ

すさんだ鼻息を、湯気に曇らせ

ほのかな夢は、遠い花火なのに
夏が来なけりゃ、感じられないのに

あわてて つかもうとする炎の冬に

優しさを ひとしずく、
雪のこなの とける音に

   君のキス

泣かない一歩手前


暮れのテレビの、ただ色艶をぼうっと眺めて
ベビーに戻って、ゆっくり熱を見よう


  汚職がどこに流れたかなんて、悔しがらずに


ただ、石油が燃えるヒーターを喜んで

2009/12/10 (Thu)

[305] ロマン白熱
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一人なのに おしゃべりを進めなきゃ、いてもたってもいられない

心の奥底でじっと待ってる炎 ひかる

あたたかい「好き」
身をよじるほど、切なく、甘く

ああぁ、いいィ いい




ゆっくり立ち上がる、ラブの呪文
何するわけでも ないけど、ベッドの中で熱く燃える

星をたどって、あなたの家へ ゆける かな?

松明(たいまつ)は 火を 吹き、吐き、
ロウソクのように 流れる 風に 消えず、道に なり、


赤く オレンジを 胸に たどって、
そこへ ゆくから ね と、 ゆきたい 思いを めらめら 噴き上げた

また、吐き出した





2009/11/26 (Thu)

[304] ほのお(炎)
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つらくない といえば うそに なる

その ひとみの ひかりに いやされる まぼろし・・・

夢に泳ぐ 時間が、いつも、
ただ 楽しみで、生きてる


二人で激しく愛をむさぼり合った
涙の駐車場 

あついコーヒーをこぼして、その手を だいた
冷たいハンドルを崩し、
胸で泣き

ぁあぁ・・


星を眺めて 思う

未来は あなたに 近い


今でも、この首すじに、吐息が 甘く かかり、
目をとじたら、にじいろの、まばゆい、オレンジ模様のキス

  くすぐる

心を吐露し、雰囲気で眠り、からだを いやし、トリートメント・ケアを くれる

こうした一連の動作が いとおしく

自然界を渡る 風に乗って、秋から冬へと急ぐ
もの思いを、ひきとめないで、・・・

でも、
それならば、そうしてよ・・・・・・ねぇ

詩でしか、ものを言えない、音楽世界の牢獄から、より


・・・


2009/11/21 (Sat)

[300] 心の散歩
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ふわっとん

田舎の そよ風
十一月  晴れ

この世の 楽園

そう思う


のどかな 鳥の声
きちゅ・きちゅ


ときおり、前の道路を 流すエンジンが、さみしくない

のーんびり、鼻の下が のびる
ひげも そのまま


風は、北より  なのに、
ときどき ミスした 窓の 操舵手が、
南に 吹かせてしまう  アバウトさ


あくまでも、甘い お菓子を やき こがすような、
休日の 昼下がり


お茶の残りを 地べたに 投げたら、
小鳥が 取りに来たそうに、
せわしなく 鳴き声を出して、甘い空気を ついばんだ


田舎の すずしい風
ふわっとん





2009/11/08 (Sun)
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