詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
覚えてる?
二人して大人びてたとき
なんか、 なんとなく、
得も知れぬ自信が湧いてきて、
調子づいたリズムに乗ってた
背伸びでなく、伸びやかに け伸びした
胸膨らませた
少うし、ときめく
ほのかに きらめき
ちょっと まばゆく
ギクシャク ぎこちなかったけど
励ましあいつつ、がんばってたよね
大人の真似が しっくりいってて、
若枝の青葉が、まばゆく ひかってた
チャグリロ・チュッパ
キスのマネなんか しようとしちゃってさ
笑顔たたえ、ほめ合うぼくらを、太陽が後押ししてくれた
空・海・山が、
草いきれ・運び、
そよ吹く潮風の ささやき口笛よ、声たからかに
雲は白く、湾岸ロードのドライブが軽快!
あの頃を 今また思い出し、
うれしさ・抱き かかえて、
胸に入れ、 あっためよう
つまさきが、建物の天井に くっつきそうなほど、
はねっかえるくらい、元気づくために
け伸びして、昼も、星ぞらに広がるまで、
世じゅうの言葉をあさってみる
もっと この涙がうれしくって、熱くなる響きはないのかー?
光うごめく たまりみずが、ドバーッと、大海へ注ぐように、 広がれ、ぼくらの きらめき
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さみしかった
悲しかった
泣きたくて泣けた日
くやしがる胸ふるえ
なだめるように雨降り
のどの嗚咽 いっぱい
とける湯気 耳すじを這い、
闇に浮かぶ ほの白い歯ぎしりが、
不意に 赤く燃えた
一緒に泣いてくれる人 大切に・・
たっぷり落ち込んだ
崩れ落ちた
泣く以外 なにも見えなかった
あの夜も この夜も
一緒に泣いてくれた君を こよなく いとしく思う
君なしでは ゆけなかった 渡り廊下や広いロビー
今も 僕からの「ありがとう」が、若葉風に揺れてる
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今日という日を待っていたはず
もう前から
明日のことなど考えられない
君を奪ってどこかへトンずら
優しい君はそれでも許すだろう
昼が終わるまで待てない
今愛し合おう
全てをこの瞬間に集めろ
心底 寂しさに うずもれた宙を浮くふっくり
砂山を転げ落ち、泥だらけのミュージカル
明日が意味を持たなくなる
何もない音楽・・・
ただ静かな無声
天の使いは冷たく背を向け
闇の果てに取り残された
尽きない音楽 ただ静かな無声
あの世からの流星
地獄1のスターの、、闇だらけの音楽
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朝日がやってくる
雨をなだめながら
今日の始まり歌いつつ
スイッチョン・・鳥の仲間を引き連れて ぶっ飛ばしてくる
きれいな涙がにじみ出る 泉が沸いて、
出来た恋とリングで繋いで、輪をかけ 七色の橋渡しを 空向こうまでするのよ
陽射しの散歩に混ざろう
愛を広げるレッスンを受けながら
夕日が帰ってった
恋を作るところへ
また明日 ときめきを見せようと リボンかけてる小部屋だ
まぶしい喜びがしみ出る絹で 編んだ衣を身にまとい、
優しい風に撫でられながら、
あまずっぱいくちづけを交わす相手を見繕うのさ
星が落ちてゆく
地球が休む 夜の深くへ
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うつらうつらして
窓に かすみが かかるよー
寝ぼけまなこの昼の月だ
ぽっちゃり太った 山の上の雲
ふーっと見てたら、ミルクセーキに見えてきた
ほんわか 甘い匂いのする人
クリームケーキ臭の君を 思い浮かべた
ごろんと寝っ転がって、ぐるり回って、バタンキュー
きんもちいいなー
畳の上にひっくり返ると、真っ逆さまに眠りに落ちてゆく
太陽に向かって寝そべって目を閉じたら
赤黒い緑が、ドックンドックン脈打ってる
生命がふつふつ 湧き出してんだ
たて、よこ、ぐるり踊ってる
みずすましの動きに似て
じっとしていられなくって、はじけはねた時に起きた風熱エネルギーで、
あつらえたホットケーキ食う?
こんなぼくらのハッピー感を 横目でにらむ、涼しい影法師の、
やきもち熱で入れたコーヒー
うわっ、 にがい!
うれしみの泉がこんこん湧き出る
ありがとうの陽ざしがサンサンと降り注ぐ
人に見られたら恥ずかしいほど 頬っぺが赤く染まってる
本当に”純”なんだから
そばの小枝に集う、
鳥が、人の言葉を聞いてる
イントネーションに、耳・澄ましてる
柔らかく 過ごそうよ
楽しくも、長らえよう
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静かな物思いに
ハート歌♪の ヒント、てんこ盛り
過去の渋みを 甘さで溶けば、
産声あげた 赤ちゃんに戻れる
やぶの闇中に ひそもう
木々と共鳴する 竹笛の素朴さ
風に浮いて飛んでる感じ からだ・たゆたう・胸の鼓動
森に おおいかぶさって眠ろう
星を枕に 寝そべる
20キロ向こうまで 見渡せる山あい
つんと尖って、風の流れは 次へ移りゆく
乱れ、荒まほしいし自然界だ
みなぎる
たぎる
のぼせ
ささくれだつ
僕は君の赤ちゃんで生まれる
そう思ったらホントに そうなる!
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胸・解(と)かせて、すっきり
揺らめかせ、
そのまま、、
長めに揺さぶる
そう、いつも ぼくは真剣だった
なのに、天使はそっぽを向きがち
部屋の片隅に、 ぱらり と置いてある
言葉の落書き
まるで偶然 無くし物が見つかったかのように
頭のすみっこで、拾い読みして遊ぶよ
「セミ・ポエム
初恋と海を思う・・・」
夜明けに布団でゆっくりしながら、
ハートのすみ(炭)火が くすぶり 燃ゆる
その昔、、ぼくが幼かった時分
幼稚園の園服(えんぷく)のイエローが似合った、真っ赤な唇の子
「君 どこの子? あそぼ!」
少し にらむような仕草
ちょい、こわがってたんだね
そのうち打ち解けて、
一緒に ぼくら 駆けっこした
まとまった気持ちが はじけとんで消えた
今頃 どうしてるだろ?
雨にじむ6月の夜露に、
ため息で忍び泣いてる かもしれないね
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ハミング・トーク・・・一緒に、もの思おうよ!
熱くたぎった梅雨どきの湿気が、包み込む。 まとわりつく。
眠りつつ 描く絵を、かいてみよっか?
ねぇ、マコリン
そんなに、別れ旅を歌ってばかり居ずに、
ストレートなラブ・ソング奏でよう
この世界と仲良くしよう
こっちで引っ張ってあげる リズムに乗っけてあげるから、身をゆだねときな
しぶみ、にがみ、が、くちのなかに残る
街灯の奥行き
ここで、冷たくするか、あたたかみみせるか? 微妙なところ・・・
孤独な時めき、、思いざかりの頃
この時間
どこにいても、海を感じる
身体が青いから、塩に吹かれよう
いくら大声・張り上げても、叫び足りない気がして
どんなに黙りこくっても、ハートビートがうるさい気持ち
一心に 血・めぐらせ、 笑み・流す ”えっ?Say ”
日々の暮らしに変わりなくつづれば、
クールに透き通って、ホットに燃え盛り、
千日百夜のメロディー、この胸うがつ
今、君に贈る、 夢でもなく、現実にもありえない
僕から だけの、 ジューン・プレゼン
控えめながら、そっと差し出すハートは、ピエロタイプ
少しだけ君が笑ってくれたら、そりゃもう、僕は、鼻ピクでうなずける
跳び足、勇み足、ゴー・サイン 小おどりっ
7つぶの汗が、舞を舞う僕らから したたり落ちる
ラッキーしずくたちは、世界じゅうの7つの海から飛ばされてきた
ぼやけ虹が、紺碧の広い海上へかかり、 天空の星へ向かう雲舞台に、
明光に導かれて グングンあがってゆくよ
君を輝かせる美は、静かな音楽で 世を黙らせる
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わずかな風のくすぐりが、じわり この身をくつろがせてくれる
ほんのちょっとした あなたの思いの動きを知ったから
うわべだけだと 退屈だけど、 ぼくらの気持ちの動きの 前後関係を見てみるよ
指先で、元気エネルギーに乗っかってゆく
船待ち・潮まち・待ち合わせ
次に渡しの船が来たら、乗っていこう
風向き次第
気流いかんに寄る 人生航路
甘さ!
優しさ!
立ち止まらせないで
深い色
くっきり濃い、山並み
岬の突端
強い優しさ グングン前へ出て!
でも、もし、疲れてたら、休んでてもいいよーーっ
こんなの まるで、ヨット走り
デッキチェアーに、ゴロンと寝そべって、横になって、
あられもない生臭(なまぐさ)姿で、
おしゃべりが楽しい
熱気もある
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かいてみよう
ぼくらがであった道筋を
わくわく気分を出発して
笑顔ゆきの空路に君がいた
どうしても
おなかのなかの絵になっちゃうけど
おいしい陽気さ
まばゆいリンゴあめあじ
あの雲峡のコーナーで
ごっつんこして、がっくりしたっけ ちょい
そこへ光をくれた人もいる
ほほうーっと、ほっと、
ふくらみをあたためて、
さびしんぼどうしのコーラスが、
白海岬のぐるりに響いた
たどってみよう
ぼくたちが いだかれた 時間の輪っかを
ランラン・・小走りスタートして、
じんわり 暖炉で君が待ってる
すっきり、夏を待つ足音...どしん どしん....